鎮守庸代
現在、ロンドンにて生活。 遠く離れても、心は故郷・鹿児島に。
老いて、なお。
2012/04/17
彼女の作品は、どうしてこんなにも人を惹きつけるのだろう。
それは、とてもとても素敵な空間でした。
ロンドンのテートモダンで開かれている
草間彌生さんの大回顧展。
入り口前から、彼女の世界は始まっていました。
これまでも草間さんの展覧会には
何度か行ったことはあるのですが、
今回は 見たことのない初期の作品から
最近手がけるようになった作品まで、
180点あまりの展示でした。
芸術を説明することほど難しく
愚かなことはないのかもしれないけど、
彼女の作品からは
善くも悪くもエネルギーが溢れ出ているようでした。
これでもかこれでもかと言わんばかりに
観るものをぐりぐりと刺激して、心に入り込んできます。
作品の源になっているのは、
小さい頃の幻覚や幻聴だということですが、
彼女の作品を観るたびに
私はいつもパワーをもらっているような気がします。
どうしてだろ。
まあ、理由なんて必要ないか。
御歳83。
草間さんにインタビューした家人によると、
「いつまで描き続けるか?」という問いに対して
彼女は「私は死んだ後ももっと描きたい」と語ったそうです。
確かに。
草間さんなら、出来そうな気がする…。
こちらで、会場で流れているショートフィルムが観られます。
(と、思います。期限付き。)
Re:老いて、なお。
2012/04/18
- 投稿者
- 金平茂紀
- 投稿日
- 2012/04/18
オノヨーコとか草間弥生とか、あの時代の人は、何であんなにスマートに国境を越えられたのかなと、つくづく思います。
Re[2]:老いて、なお。
2012/04/19
- 投稿者
- しばやま
- 投稿日
- 2012/04/19
音楽や美術という非言語媒体が、何ができるかということを承知していたのでしょう、きっと。言論人の皆さま、感心してはいられませんよ。こちらも充分その役目は認識しておかないと・・・。
そういえば、子供の頃、夜寝る前とかに奇妙な幻想がたくさん現れていたけれど、いつのころからか見なくなってしまいました。
自分が大人になった時の定義(?)のひとつに、怖い夢を見なくなった時、というのがあります。
それでも時々、怖い夢を見たり、何かのきっかけで、たまに不思議な幻想が現れることがあります。そんな時、ほんの少し嬉しくなります。自分にはまだ、こうした幻想を見られるような余裕があるんだって・・・。
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