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No.1005に関するツリー
- ▼-‘告発‘続ける [web多事争論編集委員] (2010/12/17 14:35)
- ├Re:‘告発‘続ける [木村] (12/17 22:44)
- ├国家とは? 機密とは? [島田陽一(仮名)] (12/19 00:10)
- ├Re:‘告発‘続ける [傑作かな] (12/28 15:43)
- ├Re:‘告発‘続ける [長文] (12/30 20:02)
- └Re:‘告発‘続ける [傑作かな] (12/31 12:50)
[1005] ‘告発‘続ける
- 投稿者
- web多事争論編集委員
- 投稿日
- 2010/12/17 14:35
「ウィキリークス」編集長、
ジュリアン・アサンジ氏が保釈されました。
アサンジ氏は、
「これからも活動を続け、無実を訴え続けたい」と語り、
今後も機密文書の暴露を続ける考えを強調しました。
いまや国家を脅かす存在となった「ウィキリークス」について、
みなさんの考えをお聞かせください。
[1006] Re:‘告発‘続ける
- 投稿者
- 木村
- 投稿日
- 12/17 22:44
他人の書いた告発文を特定の人間が編集すべきと考えるところが恐ろしいですね。
告発文を書いた人間の心情や考え方、さらにアナグラムなどを秘めている可能性を少しでも考えると改行すら変更しない”原文ママ”の文章を見せる必要があると思うんですがね・・・
誰でも投稿し編集できるという理念を持つウェブサイトの創設者を編集長と呼ぶとは、どういうつもりなのかお聞きしたいですね。
最近は新しいものが出来て、昔ながらの言葉で正しく表現をするのは大変難しいのはわかります。
しかし、その表現により、その本来の意味が変わるようなことはないか、考えてもらいたい気はします。
ちょうど、某掲示板を見ていますと、ある殺人事件の犯人が供述している内容が、”アニメの登場人物のセリフがある”と表記しているニュースがあるが、本当は”アニメを題材にしたパチンコ台でのセリフ”だと言うことで、盛り上がっているスレがありました。
いい年をしてアニメにはまっている無職とパチンコにはまっている無職、どちらも係わり合いになりたくありませんが、受ける印象は、かなり変わるのではないでしょうか?
故意なのかどうなのかはわかりません。しかし言葉というものは難しく、意味を変えずに編集するということは大変難しいと思います。
だからこそ、編集というものは、マスメディアだからこそのものだと思うんですよ。
すべてを敵にしても"告発”という真実を発表し続けようとしているシステムが作られ、
メーカーなり、研究所なりの組織は、自分の発表したいことを、万人に知らせようというシステムが出来つつある中、
真実を知らせようとしている報道機関は、自らの存在意義を考えつつ、純化していくには良い環境だと思います。
まとめると、マスメディアにとって、いい当て馬ができたなって感じですかね。
[1011] 国家とは? 機密とは?
- 投稿者
- 島田陽一(仮名)
- 投稿日
- 12/19 00:10
「個人情報保護法」が施行されてから、もう5年ほど経つようです。
この法律ができるまでは、全く身に覚えのない会社からDMや勧誘の電話が来ても、対処のしようがありませんでしたが、この法律が出来てからは「多少規制が強すぎるのではないか」と感じることも、ビジネスの世界を中心に出てくるようになりました。
個人情報保護の主たる思想は「個人情報の所有者はその個人であり、情報の取り扱いについては所有者の意志に従う必要がある」ということであります。
ウィキリークスや尖閣ビデオ流出問題で「国家機密」について改めて考えさせることが続いております。
「国家というものは、主権者の国民のものであり、いわゆる機密情報などについても所有者は国民である」とする立場からすると、国家が機密として管理している間はともかく、一旦どこからか流出してしまえば、もはやその情報に対する責任は生じないという考え方になります。
一方で、「国家といえども独立した人格を認めるべきで、その情報は何らかの保護の対象となるべきである」という立場からすると、国家機密も個人情報と同じような取り扱いが必要になりそうであります。例えばネットに載せた時点で刑事事件になったりといった具合です。
この手の話はいつも「どこで線を引くか」や「運用によっては国家による情報統制の強化になる」などの話が出てまいります。
例えば流出した尖閣ビデオについては、「機密映像である」ということが外見上は全く判断できない状態のものです。それを後から「あれは機密だった」と言われて、ネット上にコピーを載せた人まで刑事訴追される可能性も出てまいります。機密文書には「Confidential」と書いてありますが、映像にも同様の対応が必要だったと思われます。
こういったことを考えますと、日本にしろアメリカにしろ機密だと言っている割には情報管理が杜撰であったことは否めないわけでして、まずは自省をし管理上の対策を行ってほしいと思います。
拙速な議論で法改正をするのだけは避けていただきたいと思います。
[1020] Re:‘告発‘続ける
- 投稿者
- 傑作かな
- 投稿日
- 12/28 15:43
二つの局面、存在する場合、存在しない場合を考え、存在することの利益より不利益のほうが多きいなら、存在価値がない。
存在することの利益が不利益より多いなら存在価値がある。
[1024] Re:‘告発‘続ける
- 投稿者
- 長文
- 投稿日
- 12/30 20:02
一連のウィキリークスの報道を見てると、
マスメディアのスタンスの定まらなさに笑いが込み上げてきます。
「ウィキリークスには一定の役割があるが、玉石混交であり、鵜呑みにすべきではない。
その点、既存のメディアはフィルターがあり、ジャーナリスト魂があるから正しい情報だ」
これが一連の報道で一番耳にしたコメントですかね。
これ程中身のない発言もないでしょう。
ウィキリークス自体をどう判断しているのか、これからのネット上の情報をどうするのか、
既存メディアからニュースが離れ始めたのをどう考えるのか。
いくらでも論点や論じることはあるはずです。
でもほとんどのメディアは綺麗ごとで流しただけ。
一部識者の中には、ちゃんと受け止めていた人もいましたが、
多くのメディアはまるで腫物を扱うかのように曖昧な態度で一貫しているように見えます。
アサンジさんの逮捕なんて、
左派のメディアにとっては非難し批判し、それで紙面を埋められるくらいのネタのはず。
アメリカの過剰反応など笑いのネタにもなるものです。
しかし、サラッと触れるに留まってメディアがどう考えてるのか全くわからないまま。
左派メディアの中には「国家の情報も大切だから」と
普段の主張を曲げるようなことを平気で言うところもありましたね。
私が一番面白いと思ったのは、
上のコメントも腫物扱いもはっきりしないメディアの態度も、
全て尖閣諸島沖での中国船衝突ビデオ流出事件と同じということです。
完全に私の妄想ですが、
ウィキリークスに対するメディアの煮え切らなさは、
その背後に中国船衝突ビデオの流出があるのではないかと思うのです。
メディアは徹底的に中国船衝突の事件を忘れようとしているようにしか見えません。
流出させた海保の主任航海士が送検された際に、公安の情報流出と絡めて報じられた程度です。
このようなメディアの恣意的な態度が結局のところ、メディアへの不信に繋がり、
その不信故にネット上に情報が集まる。
ネット上に情報が集まると、プライドのあるメディアは報じず、それがまた不信に繋がる。
誰もこの悪循環に気づかないんでしょうか。
確かに今回のウィキリークスの情報には価値のないと思われるものも沢山あるでしょう。
ですが、その程度のことは多くの国民はじきにわかることです。
にも関わらず、読者や視聴者の良識を信じず、
「ネットには嘘が多いから」と今更なコメントを発言したり載せてしまう。
ウィキリークスを笑えるのか、もう一度考えてみるべきでしょう。
メディアが上から目線で論じ続けている間に、
足元に沢山いた筈の人たちは去ってしまっているんですが・・・。
しかし、それでも上から目線で居続けるんでしょうね。
自分たちがどれだけ滑稽なのか気づかずに。