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No.1032に関するツリー

[1032] 頑張って欲しかった…。

投稿者
WEB多事争論編集委員
投稿日
2011/01/07 03:46

個性的なミニシアター系の映画館が次々と姿を消すことになりました。

まず今月末には、その草分け的存在だった恵比寿ガーデンシネマが。
そして来月には、シネセゾン渋谷が。

それぞれが、普段あまり観ることができない、
世界各国のとても“いい感じ”の作品を上映したり、
面白いレイトショーやイベントを開催したりしていた場所です。

いまや映画館といえば、シネコンが主流になりつつありますが、
個人的には単館上映の作品が好きなので、
この2館の休館、閉館は、とても寂しくてしょうがありません。

ヒット映画と言えば、シリーズものやテレビの続編が多い昨今。
皆さんは、このニュースをどんな想いで見たのでしょうか。

関東近辺以外の方には、ちょっとわかりづらいですよね。
でも、映画館や映画そのもののあり方について、
一緒に考えてみませんか?
 
 

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[1033] Re:頑張って欲しかった…。

投稿者
神戸とみ子
投稿日
01/08 15:10

まったく同感です。
何もかもが大手企業に翻弄されて、見失いがちな心のあり方が問われる思いです。

>映画館や映画そのもののあり方について、一緒に考えてみませんか?

私の子供時代に親子で見に行った映画など、いまだに忘れられません。今はイオンや109などが主流ですが、映画館がなくなるのは昭和が消えると共にですね。侘しい限りです。

話題と言うか?コミュニケ-ションの足りない時代、地域を世の中を知り得ない時代錯誤だと思います。メディアや報道の偏った放送と言うか?中身の無い上辺社会が齎しているような??「地域を知る学び」もっともっと色んな経験を若い世代に教えてやりたいとさえ思います。自然が教える心の豊かさでしょうか?助け合える世の中を取り戻したいですね。

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[1035] 第2部

投稿者
島田陽一(仮名)
投稿日
01/08 23:33

 文化・芸術・映画が好きだった筑紫さんはNEWS23の第2部で、どちらかというとマイナーなものを中心に取り上げていました。視聴率の関係からか「第2部」が無くなってしまい、しかもその枠が比較的お下劣なバラエティー番組に変わってしまったことを随分と残念がっていたという話をどこかで聞いたことがあります。

 筑紫さんは年間400本も映画を見ていたくらいの映画好きのようですが、以下のような言葉を残しています。
 「映画というものをまともに咀嚼しようとすれば、演劇についても文学についても世界の歴史についても人間とは何なのかということについても理解する能力が必要になる。それがなければただの拷問になってしまう」

 もちろんこれはいわゆる「ハリウッド映画」のことではなく、アンゲロプロスという監督の作品について述べたことですが、観る側の能力を問われる芸術が日本において衰退傾向にあるのではないかというのは、私の場合、写真芸術について以前から感じていたことでした。

 もう一つ別の観点で述べさせてもらいます。
 映画や舞台芸術に共通しているのが、開演時刻と開演場所が定められていて、そこに合わせて観客が集うという、当たり前過ぎて言うまでもないことであります。しかし、決められた時刻に決められた場所に集い、2時間以上おしゃべりも許されず座っているという状態を想像すると、現代人の行動様式を考えるとちょっとした「奇跡」なのではないかと思うこともあります。
 いつ鳴るかわからない携帯電話。電話一本で自分の行動が操られる様は自由なのか不自由なのか。おしゃべりを我慢するくらいだったら映画館には行かないという人たち。
 こういった点でも映画を観ることのハードルは高そうであります。

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