「日刊争論」では
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No.1066に関するツリー
- ▼-フェイスブック革命 [編集委員] (2011/01/28 23:40)
- ├Re:フェイスブック革命 [リッキー] (01/29 02:51)
- ├Re:フェイスブック革命 [金平茂紀] (01/30 01:11)
- │├Re[2]:フェイスブック革命 [編集委員B] (01/31 22:55)
- │├Re[2]:フェイスブック革命 [等々力為五郎] (02/01 21:37)
- ││└Re[3]:フェイスブック革命 [長文] (02/02 20:26)
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- │├Re[2]:フェイスブック革命 [mak] (02/04 07:56)
- ├Re:フェイスブック革命 [長文] (02/01 20:37)
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- │ └Re[7]:フェイスブック革命 [木村] (02/13 00:02)
- ├Re:フェイスブック革命 [ネットヲタ] (02/04 07:02)
- ├Re:フェイスブック革命 [木村] (02/09 00:20)
- └Re:フェイスブック革命 [兵藤] (02/22 01:08)
[1066] フェイスブック革命
- 投稿者
- 編集委員
- 投稿日
- 2011/01/28 23:40
チュニジアで、そしてエジプトでも、体制を転覆し、揺るがす反政府運動のうねり。国家を「炎上」させたエネルギーの磁場は、ツイッターや実名snsのフェイスブックだと伝えられています。日本ではまだ浸透度の低いフェイスブックですが、こうしたソーシャルメディアが「新しい共同性」を生みだしつつある、ということなのでしょうか?
どっちからも取り残されている、化石人からの問いです。
[1067] Re:フェイスブック革命
- 投稿者
- リッキー
- 投稿日
- 01/29 02:51
私はマネー資本主義などへの反作用だと思っています
本来ならもっと拡がって行くのではないでしょうか?
しかしウィキリークスが先に登場し
"災いの種"を先に摘み取っているようにも見えます
まるで"予防接種"みたいに…
まぁ…私見ですけどね(^^;
[1068] Re:フェイスブック革命
- 投稿者
- 金平茂紀
- 投稿日
- 01/30 01:11
取材でモスクワにいますが、こちらのテレビでみているCNNやBBCワールドが時々刻々とエジプトの動乱を報じています。その原動力は間違いなく当初はツイッターやフェイスブックやYouTube画像でした。いったん火がつくと、今度は口コミという原始的な手段で人々の街頭参加がとまらなくなったという印象ですね。
けれども、よくよく考えてみると、問題は、ツイッターやフェイスブックといったメディア自体の潜在力ではなく、何を伝えたいか、何に共感するか、といったメッセージの起動力=今回の場合は人間の「怒り」なのだと思います。
日本の市民は、エジプト動乱よりもアジアカップ決勝なのでしょうね。こういう国では、ツイッターやフェイスブックも、そのようなメッセージを交換する文脈でしか使われない。つまらない、情けない、悲しい、希望の持てない現実に僕らは生きているのかもしれません。
[1069] Re[2]:フェイスブック革命
- 投稿者
- 編集委員B
- 投稿日
- 01/31 22:55
>日本の市民は、エジプト動乱よりもアジアカップ決勝なの>でしょうね。こういう国では、ツイッターやフェイスブックもそ>のようなメッセージを交換する文脈でしか使われない・・・
日本では、実名のフェイスブックがなかなか浸透しないのは、匿名性のより高いmixi のが居心地がイイと感じる人が多いからですかね。なんというか、ネットの世界は原則仮面舞踏会化していて、一人だけ素顔で行ったら大間抜けで恥を掻くみたいなところがあります。で、そういう媒体を小沢一郎さんなどは上手に「民意」として活用したりするわけですね。
[1072] Re[2]:フェイスブック革命
- 投稿者
- 等々力為五郎
- 投稿日
- 02/01 21:37
>金平さん
日本のアジア杯優勝はすばらしいグッドニュースだと思います。否定的に受け取る必要はないし、第一、ツイッターに政治的な言論から愉快な冗句までたくさんの「つぶやき」があります。アジア杯のことなんてプールの中のバケツ一杯にしかすぎません。
怒りや扇動的なメッセージで埋め尽くされていない現状は、テレビ局や新聞社に勤めていない人々にとってはつまらなくも情けなくも悲しくもありません。
光り輝くほどのものではなくとも、ささやかな希望くらい持てるのではないでしょうか。
>編集委員Bさん
たしかに日本のネット世界は匿名の世界ですね。でも実は仮面舞踏会なのは、ネットではなく現実の社会のほうなのではないでしょうか。心に仮面をかぶりつづける現実社会ではいいにくいことも、ハンドルネームという「サングラス」をかけられるネットではわりといいやすいというか。
でも面白いなと思うのはmixiにある足跡機能で、誰がいつ訪問してきたのか分かる一方、自分が他人につけた足跡を消すこともできます。
フェイスブックではこの足跡機能はないそうで、諸外国のSNSサイトをきちんと調べたわけではないですが、そんな他者の視線を気にしてしまうところはネットも現実と同じくけっこう「日本的」なのかもしれませんね。
[1073] Re[3]:フェイスブック革命
- 投稿者
- 長文
- 投稿日
- 02/02 20:26
>等々力為五郎さん
>アジア杯のことなんてプールの中のバケツ一杯にしかすぎません。
とてもいい表現ですね。
私もネットの良さは縛られないこと、そして多種多様であることだと思っています。
等々力為五郎さんが仰っているようにツイッター上には、
真剣な議論もある一方で、
それこそ本当にどうでもいい独り言もあったり、
皆が同じこと内容について話していないところに利点があるのではないでしょうか。
ツイッターに限らず、ネットというのは、
「話さなければならない」ことがない点が良いところだと思います。
極端なことを言えば、今動乱の中にあるチュニジアやエジプトのネット上で、
当事者であるチュニジア人やエジプト人が、
動乱と全く関係のない日常の話や好きな映画音楽の話をしていても良い筈です。
もちろん、「こんな最中に不謹慎な!不真面目な!」という意見もあるかもしれませんが、
ネットが多様性を失うよりは全然ましだと私は思います。
今後石油の高騰が続けば、日本人に関わり合いのある問題として、
ツイッター上でも中東の民主化についての議論が行われていくでしょうし、
時期によって話される中心的話題が移り変わることもあるでしょう。
必ずしも悲観的な状況だとは思いません。
[1075] Re[2]:フェイスブック革命
- 投稿者
- 島田陽一(仮名)
- 投稿日
- 02/03 18:39
金平氏の
>ツイッターやフェイスブックといったメディア自体の潜在力ではなく、何を伝えたいか、何に共感するか、といったメッセージの起動力が問題
というご意見は、私も同感です。
以前の日刊争論(何で何処の国も内向きなのか?)で
>「デモ」や「暴動」というのは、日本においてはほぼ完璧に管理されていると言えると思われますが、日本の政治家や官僚が「民衆の怖さ」を知らずに内政をしているとすれば、それは不幸なことかも知れません。
ということを書かせてもらいました。
結局我々は国債が900兆円になっても国会が何年も「空転」していても、国会の周りにデモ隊が集まるということはありません。
第2次大戦中「最後は神風が吹いて日本は勝つ」という大変無責任な観測が冗談ではなくまかり通っていた時期がありましたが、今の我々は果たしてそれよりもましになったと言えるのかどうか?
結局日本は原爆を2発落とされ、悲惨な敗戦を迎えました。その上、GHQを「軍政を終わらせてくれた救世主」とする向きもあるくらい、逆に言うと自分たちでは何もしませんでした。
暴動などの違法行為は許されるものではありません。ですが、黙っていても状況が変わらないことは、当時も今も変わりありません。そして、そもそも国民に「危機感」がないことには、本当にどうしようもありません。
[1078] Re[2]:フェイスブック革命
- 投稿者
- mak
- 投稿日
- 02/04 07:56
>日本の市民は、エジプト動乱よりもアジアカップ決勝なのでしょうね。
>こういう国では、ツイッターやフェイスブックも、そのようなメッセージを交換する文脈でしか使われない。
>つまらない、情けない、悲しい、希望の持てない現実に僕らは生きているのかもしれません。
その一方で、日本のマスコミは、エジプト動乱よりも相撲騒動なのでしょうね。
こういう国では、ラジオもテレビも、そのような報道を垂れ流すことでしか使われない。
そういう風に言われても仕方ないですよ?
[1071] Re:フェイスブック革命
- 投稿者
- 長文
- 投稿日
- 02/01 20:37
チュニジアとエジプトで生じたデモや革命を総じて
「SNS革命」や「フェイスブック革命」や「ツイッター革命」と呼ぶ方がいらっしゃいますが、
チュニジアにしろエジプトにしろ、これらネットの影響がどれだけあったかについては
冷静に論じられるべきだと思います。
金平茂紀さんも言及されていますが、まず根本に革命への火種がなければ、
どんなにネットで焚きつけても、余程の洗脳でもしない限り、革命が起こることはないと思います。
逆に、例えばチュニジアの革命については、ツイッターやフェイスブックがなかったとしても、
青年の焼身自殺をきっかけに、革命が生じていた可能性はあります。
エジプトのデモについても、以前からデモや抗議運動はあったわけですし、
ネットが規制された現在でもデモが拡大し続け暴徒化していることを考えると
ネットの影響というものは限定的に考えられた方がいいのではないかとも思います。
勿論、ネットの影響が皆無というつもりはありません。
ネットがくすぶっていた火種に急速に風を送った可能性は高いでしょう。
それにチュニジアの革命で顕著ですが、
「既存メディアへの大きな不信感がネットへの信頼を生む」という過程は重要だと思います。
メディアが機能しなくなった時にネットがそれを補完するという関係が、
これほど綺麗に見れた例はないんじゃないかと個人的に思っています。
ネットによる補助という面で見る分にはいいと思いますが、
ネットによって革命が起こされた、というのはちょっと言いすぎでしょうね。
イランなどはネットが盛んですが統制されていることを考えると、
ネット自体が火種を生む可能性は低いと思います。
「新しい共同体」についても同様に、ネットが完全に新しい共同体を生むよりも
既存の共同体がちょろっと広がる、程度なのではないかとも思っています。
デモや暴動に加わった人たちはネットが生んだ新しい共同体には見えませんしね。
>金平茂紀さん
>日本の市民は、エジプト動乱よりもアジアカップ決勝なのでしょうね。
何故この文脈であえて日本を批判するのかが分かりません。
逆に、ネット上がアジアカップそっちのけで遠い中東のことを
真剣に論じ合い続けている方が良いと言う事でしょうか?
ちょっと気味が悪くないですか?
それに、恰もツイッターなどで誰一人として
チュニジアエジプトについて触れていないかのように仰っているのも解せません。
意見を交換されている方もいらっしゃいますし、自分の意見を述べられている方もいます。
最初に「日本はアカン!」という考えがあっての文章にしか読めません。
そもそも
>つまらない、情けない、悲しい、希望の持てない現実
と仰るのであれば、
面白い、誇らしい、楽しい、希望の持てる現実がどの国にあって、
その国ではどのようにツイッターやフェイスブックが使われているのかが分からないと駄目なのでは?
[1074] Re[2]:フェイスブック革命
- 投稿者
- くらりん のぶこ
- 投稿日
- 02/02 20:45
「既存メディアへの大きな不信感がネットへの信頼を生む」
このことは日本でも起こっています。
報道特集の尖閣諸島のビデオ流失事件で
「最初はCNNに送ったのに潰されたから、ネットに流した」
と話されていました。
どの国のメディアも「横並びの報道」をしているのでは?
[1082] Re[3]:フェイスブック革命
- 投稿者
- mak
- 投稿日
- 02/05 15:47
>「既存メディアへの大きな不信感がネットへの信頼を生む」
>
>このことは日本でも起こっています。
エジプト出身のタレント、フィフィさんがご自身のブログで自国の騒動に触れた際に反響があったそうです。
その中身を引用しますが、
>blogを読んでたくさんのコメント頂きました。これだけの反響をみると、いかに日本の情報が人々のニーズに沿っていないのか、また、みなさんが世界情勢を知りたいという気持ちが強いのかを感じるわけです。
>頭ごなしにこの国の人は国際政治なんて関心ないなんて決めつけて、低俗な話題を垂れ流しにしているメディアは、それ自体がいずれ国益に何らかのダメージを与えかねないという事を自覚して頂きたい。
報道に関わる方は、素人が何を言っているんだと憤慨されるかもしれませんが、フィフィさんの言葉はメディアに持っている不信感を素直に表現されていると思います。
視聴者の知りたい欲求に応えられず、低俗な話題を垂れ流しにしているとか思われ始めたら、視聴者は身近で欲求に応えてくれる、新たな媒体を求めるようになるのは当然だと思います。
その中で、エジプトの事例では既存メディアだけの情報が不満に思い始め、情報を得るツールとしてfacebookやtwitterが使われ始めた。
我々だって、情報は知りたいし、現場にいる人やメディアのなかで直接情報に触れる人と対話してもっと深い情報をしりたい、報道される現場の動きを知りたいと思うのですから。(だからこそ、私はここの掲示板で金平さんの生の声を聞きたくて、問いかけたのですから。)
その思いが反映されないと感じるから、新しい媒体に希望を見出し、信頼を持とう(=信頼感が高いと判断して使おう)としているのではないでしょうか。
日本も、騒動があるかないかの違いだけで、知りたいと言う欲求は同じでしょう。
[1086] Re[3]:フェイスブック革命
- 投稿者
- 長文
- 投稿日
- 02/06 20:47
>くらりん のぶこさん
>どの国のメディアも「横並びの報道」をしているのでは?
横並びは日本だけのことじゃないかもしれませんね。
例えばウィキリークスも、ある意味で既存メディアへの不信感が根底にあるから
欧米の人々の支持を得ているような気がします。
タイガーウッズの不倫騒動などで必要以上に盛り上がり、
どのメディアもその話題で持ちきりになる状況も日本に似てます。
ネットの登場で、どの国でも
「自国の既存メディアのおかしさ」が理解される時代になったのかもしれません。
ただ、チュニジアやエジプトの場合は、
政府によって強制的に横並びにさせられている部分もあるので、
本来は自由である日本や欧米メディアがそれら自由のないメディアと比べられるのは、
実に情けない話だなぁとも思います。
尖閣ビデオも本来はネットじゃなく、更にCNNじゃなく、
日本のテレビ局に送るべきものですし。
>makさん
フィフィさんは、テレビでもハッキリ物怖じせず仰る方なので
結構好きな外国人タレントさんの一人だったんですが、
ここまでしっかりした考えを持ってらっしゃるとは思わなかったです。
>頭ごなしにこの国の人は国際政治なんて関心ないなんて決めつけて、低俗な話題を垂れ流しにしているメディアは、それ自体がいずれ国益に何らかのダメージを与えかねないという事を自覚して頂きたい。
この一文は重いですね。
私は別に低俗な話題を垂れ流してもいいとは思ってるんです。
でも一方で偏った話題を流し、情報を恣意的に選別している日本のマスメディアが、
もう一方ではご高説を偉そうに垂れる現状が許せないのです。
「低俗な情報流して何が悪いんだ。メディアは低俗でいいんだよ」と断言するくらい
開き直ってくれれば何も言うことないんですけどねw
[1090] Re[4]:フェイスブック革命
- 投稿者
- 等々力為五郎
- 投稿日
- 02/07 20:52
横並びの報道はたしかに問題です。
でも、メディア批判というかマスゴミ批判のほうもずいぶん横並びだと思います。
ダメなところをああだこうだとあげつらって「だからマスゴミはダメなんだ」と切って捨てるのは、批判者の言うマスゴミ体質そのままじゃないでしょうか。
スポンサーからの圧力、生存するための視聴率との苦闘。いま現場で戦っているたくさんのジャーナリスト(金平さんもそのお一人だと思います)がなぜ主導権を握ることができないのか。変えるべき現状はどこにあるのか。
そこから議論を広げていくことができなければ、私たちは終わりのない自縄自縛に陥ってしまうのではないかと恐れます。
編集委員の皆さん。「メディアなんか低俗なんだ」といっちゃったっていいから、小利口な議論ばかりでなく、もっとラディカルな視点から切り込んでみてはどうでしょうか。
[1091] Re[3]:フェイスブック革命
- 投稿者
- 島田陽一(仮名)
- 投稿日
- 02/07 23:08
CNNの側は
「メモリが郵便で送られてきた。何が入っているかわからない(ウィルス感染している可能性もあり)ので、そのまま廃棄した」
と言っているようであります。
私が一担当者だとしても、同様の対応をとると思います。少なくとも出所不明のメモリをパソコンに突っ込んだりはしません。多くの方もそうすると思います。
海保の職員も、ビデオから切り出した写真を一枚同封しておけばよかったのにと、思ったりもします。
「マスコミはみんな横並び」論調の書き込みが続いているので、少し反証のつもりで書いてみました。
[1093] Re[4]:フェイスブック革命
- 投稿者
- 長文
- 投稿日
- 02/08 23:08
>等々力為五郎さん
批判する側が横並びというご指摘は、私自身も反省しなければならないことですね。
揚げ足取りのような批判を大勢でするという状況は確かに好ましくないと思います。
ただメディアの横並びと批判者の横並びは、やはり同じラインには立てないと思います。
まずメディアは権力者であり情報を持ち、
且つ横並びをする場合も何らかの力学が働いている場合が多いように感じますが、
一方の批判者側は多くの場合、力もなく情報もなく、
そして横並びをする場合も必要に駆られて行うケースが多いように思われます。
つまり、批判者側が声を届けるにはどうしても数の力に頼らざるを得ない場面が出てくる面がある。
これは革命やデモにも見られる現象だと思います。
議論を広げる必要性というご意見はその通りだと思いますが、
マスメディア側が批判に耳を貸さない状況の中で、
議論を広げることがどれ程の力を持つのか、私は正直自信がありません。
>島田陽一(仮名)さん
元海保の職員が、もうちょっと考えてビデオを送るべきだったという意見には賛成です。
しかし、尖閣問題が騒がれビデオが表に出てこない当時の状況の中で、
例え中身が不明なものであったとしても、CNNという大手メディアが、
確認もせずに捨ててしまうというのは個人的には理解できません。
メディアは情報が全ての筈です。
怪しいUSBメモリであっても、確認用にネットにつながれていないPCを用意すれば、
簡単に中身は確認出来たはずであって、
それすらもしなかったというのは、島田陽一(仮名)さんが相撲問題で仰っていた
「メディアの不作為」に当たるのではないでしょうか?
とは言え、私自身はCNNよりも日本メディアの側に問題があると思っているのですが。
信頼してもらった分CNNのほうが、ましだったとも言えますから。
[1096] Re[4]:フェイスブック革命
- 投稿者
- 木村
- 投稿日
- 02/09 01:09
残念ながら、横並びの弊害を書かれていますね。
多くの方がするからといって、仕方ないと思うのはプロとしてどうなんでしょうか?
それに、島田陽一(仮名) さんのまわりの”多くの方”であり、他の人のまわりの”多くの方”がどうするかはわかりません。
少なくても、情報系の会社なら、出所不明の記憶媒体を突っ込むためのパソコンのひとつや二つは、あるものです。
だいたい、何が入っているかわからないメモリの前に、”何が入っているかわからない郵便物”はあけたわけです。爆発物や危険物である可能性もあるわけです。
郵便物に対する対策はしていながら、メモリの対策はしていない。
それは、残念ながら、新しい状況に適用しようとしていない怠りととみなければいけないのではないでしょうか?
[1097] Re[4]:フェイスブック革命
- 投稿者
- 島田陽一(仮名)
- 投稿日
- 02/09 23:03
「CNNが映像を故意に握りつぶした⇒しょせんメディアは横並び」という若干気持ちの悪い決めつけから話が結構続いていたので、私としてはCNN側の言い分を紹介しただけだったのですが、意外なところで反論をもらってしまいました。「両方の言い分を聞きましょう」というのがあるべき姿だと思っていたのですが。
「映像を取り上げなかったのが、故意か故意でないか」という話に対して「故意でないとしても怠惰だ」という指摘は、論点がずれているし、その上CNNが怠惰だと思われる点について私に苦情を言われても困ります。CNNに言ってください(笑)。
「あのメモリ見とけばよかった」と思っているのは、スクープを逃したCNN自身かも知れませんね。結果論でしかありませんが。
[1098] Re[5]:フェイスブック革命
- 投稿者
- くらりん のぶこ
- 投稿日
- 02/10 11:49
私としては・・・
「CNNが映像を故意に握りつぶした⇒しょせんメディアは横並び」
ではなく・・・
「ネットに流れてからの、メディアの報道が横並び」という事ですよぉ~。
「両方の言い分を聞きましょう」というのがあるべき姿
その通りです。
でも、その言い分にビックリしてしまいました!
私の言葉の足らないところを、皆さんに補ってもらってありがとうございます。
ちょっと、盛り上がっていたので !!びっくり!! してしまいましたぁ
[1100] Re[6]:フェイスブック革命
- 投稿者
- 緩急自在
- 投稿日
- 02/10 20:45
久々にこのサイトに訪問しましたが盛り上がってますね。
私もこの盛り上がりに乗っかって意見を述べます。
メディアの報道は横並び、それに対するネットの批判も横並び。
両方とも一理以上のものがあると思います。
しかし、個人的に最近のネットによるメディア批判については、
かなり食傷気味です。
このサイトでも、テーマそのものについて論ずるよりも、
結局メディア批判に流れてしまうことが多々見受けられます。
そして、そうした批判もステレオタイプ的で、
説得力や根拠に欠けているものも多い。
自分の思い通りに報道してくれないために、
ダダをこねる子どものように見えてしまうことがあります。
一方で、報道機関が独自性を前面に打ち出したらどうなるでしょう。
きっと今度は、偏向報道との批判が出るのではないでしょうか。
メディアの横並び体質に対しては、
私自身、不満を持つ人間の一人でありますが、
新聞やテレビでも、心が揺さぶられる特集や記事が見受けられます。
そうした報道に対して、もっと褒めるべきではないでしょうか。
批判は無意味だと言いませんが、
いい報道は積極的に褒める姿勢を見る側も持たなければいけないと思います。
信念を持ち続けているジャーナリストに対してもそうです。
それがメディアを変える一番の近道ではないかと最近思っています。
批判ばかりでは、結局メディアに何を求めているのかさっぱりわかりません。
[1104] Re[5]:フェイスブック革命
- 投稿者
- 長文
- 投稿日
- 02/12 00:44
>島田陽一(仮名)さん
もし、私のレスに対してのご意見であれば誤解を招いたようで申し訳ない。
私としては横並び云々の話から外れて、まずはCNNの対応だけに対して意見を述べたつもりでした。
くらりんのぶこさんと同様にCNN側の対応には驚いたものですから。
それと、仮に横並びと結びつけるのであれば、問題は「故意か故意でないか」ではないと思います。
>「CNNが映像を故意に握りつぶした⇒しょせんメディアは横並び」
どこからこのように判断されたか、ちょっと分からないのですが、
私としてはCNNだけでなく、メディア全体が尖閣問題に対して消極的であること、
そして不作為が横並びであることを前提にしたつもりでした。
CNNがミスで破棄したにせよ、尖閣問題に対しての興味の薄さが招いたことだと思いましたので。
つまり故意かどうかではなく、消極的な姿勢を横並びと考え、
そこから生まれる元海保職員の不信感等々を話題にしたつもりです。
[1107] Re[6]:フェイスブック革命
- 投稿者
- 島田陽一(仮名)
- 投稿日
- 02/12 03:47
更に色々な反応を招いてしまって恐縮です。
長文さんの冷静なご対応に感謝しております。
まず
>「CNNが映像を故意に握りつぶした⇒しょせんメディアは横並び」
の意味ですが、これについてはむしろ長文さんがきちんと文章で書いておられる通りで、CNNも含めたマスコミが横並びで「尖閣問題に対して(意図的に)消極的である」という意味で書いていますが、その見方に根拠はあるのだろうか?というのが私の言いたかったことです。
なお、くらりんのぶこさんは「ネットに流れてからの、メディアの報道が横並び」と言う意味だと後からおっしゃっているので、どうも何が「横並び」かの意識が実は違っている可能性があります。
それから、
>CNN側の対応には驚いたものですから。
について、ネット検索で調べてみると以下の反応に分かれました(全部ではないですが)。
① 絶対中身を見たうえでもみ消しているに違いない。
② マスコミに送付される郵送物の量を考えると、一々チェック出来るはずはない。
③ 怪しいメモリをチェックするのは専用のPCがあれば簡単だ。
④ 怪しいメモリは即ゴミ箱行きだ。海保職員はせめて内容を書くべきだった
というものです。
私自身はPCセキュリティの観点から④が当たり前と思っていましたが、①とか③の見方もあるんですね。「怪しいファイルは見るな開けるな」が常識だと思っておりました。
私の考えとしては、「不審な媒体を一枚チェックするだけなら、誰も使っていないPCを使えばできる。ただそれを定常的に行うのは、環境を常に最新状態に整えたり、全社的に行おうとするのが結構大変」だとは思います。
ただ、こんなにきれいに意見が分かれるのかと、ちょっと目からうろこ状態でした。
一番意見が異なるのは
「故意のもみ消し」と「不作為」を同列にとらえるか否かというところです。
私はそこは決定的に違うと思ったので、CNN側の言い分を紹介しました。
と長々と書いてしまいましたが、緩急自在さんのおっしゃる通りで、本筋論ではありません。
金平氏の登場で、このスレは随分盛り上がりましたが、筑紫さんからは「論が浅い」と言われてしまいそうです。
[1114] Re[7]:フェイスブック革命
- 投稿者
- 木村
- 投稿日
- 02/13 00:02
そういう意味での話でしたか。誤解があったようでしたね。すいませんでした。
私は今回の話を
せっかくのスクープをつぶした。=>なんでそんな馬鹿なことをしているのに、恥ずかしくないのか?
=>横並びだから、馬鹿なのに気づかない、もしくは馬鹿のままでいいと思っているではないか?
=>横並びのマスコミは馬鹿のままで努力を怠っている
という考えで(当然決め付けですが)見ていました。
ですので、島田陽一(仮名)様の話は、「今回のことは普通のことであって、非難されることではない」という話のように見えましたので、反論させてもらったわけです。
もちろん両方の言い分を聞くことについては、賛成ですが、私のような仕事をしているものにとっては、今回の言い分はあまりにも情けないわけです。
当然、政治的配慮をしてはいけない組織があえて政治的配慮をしたという言い分をしたということもありますから、色々と考えなければいけないわけです。
が、そうなると今度はCNNと政府、それどころかアメリカの政権与党との関係なども考えなければいけません。
そうなると、早い段階で海上保安庁に問い合わせをしたり、人脈を使えば、見ることやコピーをすることが出来たはずの映像データを入手できなかったことや、Youtubeに流れて、半日もしないうちに、見たことも無いものをホンモノと断定し"流出事件”と命名したこと等考えていくと、もはや陰謀という言葉に行きつきます。
ですので、故意で握りつぶしたという前提では、”横並び”という言葉でなく、”癒着”や"談合”などやより悪意に満ちた言葉を使うだろうという決め付けから発生した勘違いです。
島田陽一(仮名) 様の言われているように”何が「横並び」かの意識が違っている”ようですね。
多分私の意識が一番子供っぽいように思いますが・・・
勘違いをしたから言い訳してると思われるかもしれませんが、少し書かせてもらいます。
いわゆる言葉の使い方というか意味の取り違いで話がまとまらないという場面は、”朝まで生テレビ”などそれなりの地位を確立された方々同士でも、見受けられます。
そういう場合、話し合いの場では相手の言葉を聞くより自分で話すことを優先してしまうため、さらに話がややこしくなっています。途中で田原さんが止めに入りますし。
しかし、こういった掲示板だと少なくても、相手が書くことや、読むことをやめないかぎり、勘違いを正せる可能性があるということです。
マスコミに対しても勘違い等で非難の電話をしたり、批判した態度で見るようになったりします。
充分誤解を解けるだけのモノがあるにもかかわらず、様々な制約で解くことが出来ない状況もあります。
正確な情報の伝達をするために必要なのは、送る側と、受け取る側の相互チェックです。
そうでなければ、受け取る側に情報に正しく伝わったかチェックできるような情報をつける必要があります。
当然、”送った情報はどう受け取ろうが自由だ”という考え方も出来ますが、私のように”遠まわしに私たちは馬鹿だというメッセージだ”という受け取る人間もいます。
ですので、チェックできる情報というのは、どういうものかわからないだけに、相互チェックできる場所が必要だと思うんですよ。
そういう場所が、ツイッターやブログ、フェイスブックである程度簡単に出来るはずなんですよね。
そういう場所をマスコミから情報を受け取ってる人間が作り、マスコミに認めてもらうのか、
マスコミが作って、情報を受け取っている人間が集まるのか、どちらが現実的なんでしょうか?
緩急自在様がおっしゃっていた、マスコミを褒める姿勢という話ですが、私も賛成です。
しかし、残念ながら褒める場所がない。
この掲示板で、”何日のなんと言う番組最高だった”といっても何か場違いのような気がします。
そういう、マスコミが認可なり、見ることを前提とした評価サイトというべきものがあれば、いい気がするんですけど、皆さんどう思いますか?
あと、一応勘違いがないように言っておきますけど、
「怪しいファイルは見るな開けるな」が常識ということを、否定しているわけではありません。
ただ怪しいファイルを開けて見なければいけない会社や、部署はありますし、珍しいものではないはずです。
そして、結構大変な事をするなり、セキュリティを低めにするなりしてそれぞれ対応しています。
こういったことは、業務内容やら予算やらセキュリティポリシーやら予算やらの兼ね合いで決まっている話なんで、「怪しいファイルは見るな開けるな」がその会社なり、部署なりの常識であっても不思議はないと思います。
[1094] Re:フェイスブック革命
- 投稿者
- 木村
- 投稿日
- 02/09 00:20
正直な話、この件では、それなりの人が傷つき、亡くなられています。
賞賛する気にはなりません。
だからといって、その場にいない以上、これ以外の方法がないかも知れませんので否定も出来ません。
またその目的も体制の転覆なり反政府運動であるかどうか、集まった人の中には、単なるデモのつもりで集まっていないのかなど、色々と不明確な面があるような気もします。
現在だと、海外のメディアに対して、革命革命とたきつけるなという文句を言う人もいると聞いています。
当然の話、現実世界では単純な二極化が出来るほど話は甘くありません。
また新技術によって体制が新しくなることも夢物語です。
わざわざ、フェイスブック革命と命名した編集委員さんには悪いですが、ただ単に町の掲示板やビラの代わりにフェイスブックやツイッターが使われただけでしょう。
しかし金平茂紀様のおっしゃられていたことですが、
アジアカップ決勝の視聴率も50%も行かないことや、政治などの話をなかなか外で話さない日本人の国民性や、実名で政治などの話をする際は実生活に支障が発生する場合が多いため、ある程度の対策が出来る人しか話せない状況等を考えた上で考えれば、エジプト動乱よりもアジアカップ決勝と思っている日本の市民とやらは、果たしてどのような方なんでしょうね。
ちょうど古代ローマだののテレビ番組を見たものですから、市民とやらは、私の中で、”奴隷に必要なものも満足に渡さず、搾取し、それによる能力の欠落を馬鹿にし、迫害し、監督責任などはすべて為政者に押し付ける下手な暴君よりもたちが悪い連中”となっています。
しかもたちが悪いことに、自分たちがやっていることに問題がないと思っているようです。
正直今のマスコミに重なるんですよね。
視聴者に必要な情報を与えず、それにより正確な判断が出来ないと下に見て、問題があれば、政治家に押し付ける。
そういう意味で書かれているのであれば、そのとおりですね。
金平様の周りの方、特にマスコミ関係者はエジプト動乱よりもアジアカップ決勝と思い、アジア決勝のニュースをどんどん放映してるんでしょうね。
それはスポンサーであり、広告代理店であるかもしれません。
当然それは単なる視聴率云々の話だけではなく、アジアカップ決勝にかかった経費の回収であったり、宣伝効果であったりします。
また逆に、エジプト動乱を詳しく報道されると困るということかもしれません。
とはいえ実際にエジプト動乱等の情報を求めている人はいます。
しかしそれは残念ながら、動乱を革命と十把一絡げにまとめたりせず、新技術によって新しい何かが生まれるという夢物語でもありません。
現場の生の情報なんですよ。
そこで出てくるのがツイッターや実名snsのフェイスブックなんですよね。当然匿名でもいいですが・・・
色々なフィルターがかかった情報と、生の情報どちらがいいのかといえば、明らかです。
もちろん、取材をして、ブログなり、匿名掲示板への投稿してもいいでしょうし、そういった情報を出す有料メールマガジンなりを発行してもいい。
まさしくこういったことこそ、フェイスブック革命と呼ぶべきものです。
残念ながら、字数や放送時間、また色々な人のメリットデメリットが複雑に絡まっている既存のマスメディアは、つまらない、情けない、悲しい、希望の持てない現実にあるのかも知れません。
あと、取り残されないようがんばっている人間に言わせれば、化石は黙って埋まっていて欲しいですね。
必要があれば、掘り起こしますし・・・
当然、あえて取り残されているというのであれば、話は別ですが。
[1127] Re:フェイスブック革命
- 投稿者
- 兵藤
- 投稿日
- 02/22 01:08
共同性はどのように作られていくのか?と考えていきますと
まず餓死しない程度に食べ物に困らない事と安全という前提が必要です。
それでようやく社会と繋がれる土台が出来ます。
その社会が有する価値観、それから教育によって得られる知識
その社会の中で経験し血肉になっていく知恵、こうした物が
共同性を与える根本要因ではないだろうか。
ソーシャルメディアは価値観が近い人と結びつくことが容易です。
情報交換によって新たな知見を得られることも多いと思います。
「新しい共同性」と言われれば生まれていると言えましょう。
その反面同好の士が集まることで情報が偏る可能性も大きいと
思いますが、今回の場合既存メディアによる情報統制がある社会で
要求の目的が大きく、明確であったことからも
そういった負の面が現れずにすんでいるのかもしれません。
ソーシャルメディアは社会の束縛が緩んだ分、それを補うための擬似社会の
ようなものではないでしょうか。
中東という事もあり、イスラムの国という事で「トルコで私も考えた」という
漫画本を読んでいて思ったことは、家族や友人を大切にする文化的な
土壌があるところだということです。
文明が森を食べるように、私にはそれが擬似社会を
維持するための「森林」に思えます。