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No.1222に関するツリー
[1222] 原発事故2
- 投稿者
- 編集委員
- 投稿日
- 2011/04/09 10:31
原発事故1のスレに、コメントがひとつしかついていないのはなぜなのか??とおもいつつ、2を立ててみました。
いったい何処に問題を設定して、誰にむかって何を語ればよいのか、たしかに頭がぐるぐるしてきますね。
日本国のエネルギー政策を大所高所から論じて戴いても
かまいませんし、某アーチストの「ずっと嘘だったんだー♪」
とネット上で唄ったら、あっというまに削除された話とか、そんなことでもかまいません。
[1223] Re:原発事故2
- 投稿者
- 羽鳥和彦
- 投稿日
- 04/11 18:53
金平茂紀氏のブログに共感。
しかし、私は原子力も火力発電も容認。
アル・ゴアの「不都合な真実」とダブらせて考えている。
はたして、50年前の生活に戻れるか?
地球が自らの意志で「平衡」を保とうとしているのかも知れない。
[1224] Re:原発事故2
- 投稿者
- 等々力為五郎@東京都民
- 投稿日
- 04/11 22:45
原発事故が起きて、いかに私たちの生活が原発に依存していたかよく分かりました。
しかし地震から一ヶ月。当初は電力供給量が減少することに混乱や不安がありましたが、なんだかんだで段々なれてきたのも事実です。
電力が無尽蔵に使える環境にも慣れてしまうけれども、電力がないならないでそれなりに環境に順応してしまうのが人間というもの。
電気ポットが使えないのも電気炊飯器が使えないのも自動お湯沸かし器が使えないのもテレビが長時間みれないのもゲームができないのも困りますが、ないならないでいいじゃないですか。
みんなで「三丁目の夕日」の風情を味わいましょう。
ま、企業の生産活動とか医療とか、電気が絶対に必要なんだという主張もたしかによく分かります。
健全な議論を重ねに重ねて(カネで頬をひっぱたくのではなく)本当に発電所が必要なんだ、原発じゃなきゃダメなんだ、となれば建設もやむを得ないでしょう。つくろうじゃないですか、東京に。
ねぇ石原さん。
[1244] Re:原発事故2
- 投稿者
- 島田陽一(仮名)
- 投稿日
- 04/18 22:48
原発の事故について「事故はある程度は仕方がない」という論調もありますが、ここで二つ程、そうとも言い切れない事例を挙げてみます。
一つは、日本が世界に誇る新幹線であります。この新幹線を設計した人は、特攻機の「桜花」を設計した技術者でありました。十字架をずっと心に背負ったこの技術者は新幹線の開業前に退職したのですが、その時「自分の技術はすべて出し尽くした。あとのことは心配していない」と語ったそうであります。その後の新幹線の安全神話は言うまでもありません。
もう一つは、2001年に撤去された富士山レーダーのレーダードームを設計した技術者であります。強風にさらされる日本一高い独立峰に設置するレーダードームの設計者に依頼されたのは「秒速100mの風に耐えること」でありましたが、この技術者は「要は風の力では壊れないものを作ればいいんだな」と言って、あの形状を設計したそうであります。結果としてドームは40年以上も文字通り風雪に耐えました。
最近、原子力推進派と言われる人たちが一見窮地に立たされています。これ程の事故が起きている訳ですから当然と言えば当然ですが、私はむしろ以下の点から彼らを責めたい。
「あなたたちの存在が、原発の技術的な正常進化を妨げ、危険なものにしてしまったのではないか」
中小の町工場には、たまに大手のメーカーから原発に使用される部品の製作依頼が来るそうであります。
メーカーから渡された設計図をみると「熱膨張を考慮していない」と思われたので、このままでは「水が漏れる」と指摘すると2度と依頼は来なかったとのことでした。
技術の問題に対し、レベルの大小はありますが政治的な力が立ち入るとこういうことが起こります。
本田宗一郎は技術者として「真実は、権力よりも強いんだ!」と言ったと伝えられますが、今回の原発事故は正に「権力が真実に負けた」ことを意味していると思われます。