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[1477] 気仙沼で波のり大会?

投稿者
編集委員
投稿日
2011/10/05 04:27

宮城県気仙沼市の海岸で、震災発生後、
初めてサーフィンの大会が開かれたというニュースを聞きました。
サーフィン...いわゆる「波乗り」?

「サーフィンはまだ早い」という声もある中、
開催にこだわったサーファーたちの想いが
あったということです。
波乗りができると分かってもらえれば、
復興への力になるのではないかと。

200人以上のサーファーやギャラリーが集まり、
久しぶりに笑顔が戻ったようですが、
それにしても、津波を連想させてしまう
波の中で....。

すごい...。

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[1479] Re:気仙沼で波のり大会?

投稿者
島田陽一(仮名)
投稿日
10/05 22:58

 普段から情報公開が不足していると批判されがちなお役所ですが、よくよく調べてみると細々と情報発信をしている場合があります。
 今回の震災で改めて注目を浴びた気象庁も、皇居のそばにある大手町の庁舎の一角に「気象科学館」なるものを開設していることは、恐らくあまり知られておりません。
 ここの展示では、以前から津波の怖さについて啓蒙するための映像が流されております。

 例えば「5mの津波」というと一般の方々は、太平洋岸に打ち付けるような荒波がちょっと高くなったものというイメージを抱きがちであるが、全くの別物である。海そのものが陸に押し寄せてくるイメージであり、建物等あらゆるものを流し去ってしまう。「巨大な高波」という誤った認識は変えて欲しい 云々と。
 
 今回の震災では、正にそれを裏付けるような映像が嫌というほどテレビ等で流されたわけですが、このスレの取り上げ方では高波と津波の違いが認識されていないようであります。
 最近、日本全国で起きている放射能に対する過剰反応を「日本人の『穢れ』の意識の表れである」と評している人がいましたが、今は、ややもすると海そのものに対しても「穢れ」の意識が起きているのかも知れません。津波を甘く見ていた反動とも言えますが、この穢れの意識は残念ながら復興への妨げにはなりますが、助けには一切ならないものと思われます。
 
 気象庁が以前から「控えめ」に訴えていた津波の怖さ。「正しく」怖がることの重要性は昔も今も変わっておりません。

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