日刊争論

「日刊争論」では
日々のニュースに対する「ご意見」を募集しています
WEB多事争論編集委員が立てたトピックに、 あなたの「異論」「反論」、お待ちしています

No.1480に関するツリー

[1480] アップル社...スティーブ・ジョッブス氏の死

投稿者
web多事争論編集委員
投稿日
2011/10/08 02:09

iPhoneなどの大ヒット商品を生み出した、「アップル」社のカリスマ経営者、スティーブ・ジョブズ前CEO=最高経営責任者が、56歳で亡くなりました。

「アップルは、明確なビジョンを持つ創造的な天才を失った」
とアップル社が自ら認めるように、ジョッブス氏の死は、
大きな損失でもあった。

日本ではじめてiPhoneを導入したソフトバンクの孫正義社長はジョッブス氏の死を受けて「数百年後の人々は、彼とレオナルド・ダ・ヴィンチを並び称するだろう」とコメント。

そのカリスマ経営者の死は、
人々の心に何を残していったのだろうか。

投稿する

[1481] Re:アップル社...スティーブ・ジョッブス氏の死

投稿者
金平茂紀
投稿日
10/08 10:04

晩年のスタンフォード大学卒業式での有名なStay hungry,stay foolishスピーチを聞き直しましたが、魅力的な人でしたですね。コンピュータを軍事用巨大技術から家具にしてしまった功績はすごい、と思います。今の世界の激動のインフラですから。こういうカリスマ的なリーダーを今の日本でも待望してしまうのは、僕ら自身が弱っているからなのだと実感します。Stay hungry,stay foolish!

投稿する

[1482] デザイン不在

投稿者
島田陽一(仮名)
投稿日
10/10 17:18

 既に名の通った誰かを称えるときに、歴史上の偉人を引き合いに出すやり方は、個性を重要視する欧米人が相手の場合、却って気分を害されてしまうことがあります。

 それはともかく、スティーブ・ジョブス氏の功績は「『デザイン』がこれ程までに強力で包括的である」ことを気づかせてくれたことではないかと思います。
 生前の彼にはしばしば「独善的」という批判がつきまとっていましたが、デザインを考えるときに「何を美とし、善とするか」が重要であります。そういった価値基準をアップル社内において彼が独占していたという意味では「独善的」なのかも知れませんが、一方で彼は最終消費財という形で常に世に問うてきましたし、自社の製品・サービスのラインアップ間でもデザインの統一を図る努力を重ねてきております。ただの独りよがりや思いつきという訳ではありません。
 製造業などに携わっている方は、このことの大変さを認識できるのではないかと思います。

 ある企業家が「ダメな組織は『グランドデザイン』の無いまま、管理に熱中する」というシニカルな寸言を言っていた聞いたことがあります。「デザイン」の力を示してくれたジョブス氏の訃報に接して思い出した言葉でありますが、私たちの国も「デザイン不在」のように感じられます。

投稿する