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No.1502に関するツリー

[1502] TPP (TOTTEMO PA PARAPA~)

投稿者
編集委員
投稿日
2011/11/17 02:36

悩ましい。
TPP=環太平洋パートナーシップ協定に
踏み切るべきか、否か。

国内の農業を守るなら
反対。
消費者に、安い農産物等を提供するなら
賛成。

いやいや
ちょっと待てよ。

長い意味での
国内の農業を育て、結果、守るなら、
賛成した方が?

いやいや...

という具合に、
議論は続く...。

一体、正義は
どこに?

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[1504] 何を守るか?

投稿者
島田陽一(仮名)
投稿日
11/19 08:15

 この手の貿易自由化という話が出ると必ず「農業を守れ」という声が出てきます。こういった動きは日本に限ったことではなく、TPPに参加表明をしている国にも品目によって特別扱いしてほしいという声が聞こえてきます。
 外交的にみるとこういった「我田引水」の話は当然ある一方、参加する以上「最終的には着地点を決断する」つもりが必要で、今の日本は「決断のできない国」として交渉相手に値しないと思われているのかも知れません。
 そう考えますと、農業を例にとってみると「農業を守れ」というのは余りにも曖昧で範囲が広い言葉でありまして、私たちの国にとって本当に守るべきなのは何かということについてもっと議論が必要であろうと思われます。

・「農業」を守るのか
 産業としての日本の農業を維持する
・「農家」を守るのか
 農業に携わる世帯を維持する。
 先祖代々受け継いできた農地を子々孫々まで守る。
・「農民」を守るのか
 これまで農業を職業としてきた人たちに今後も生計を立ててもらう。

 いずれにせよ、農業にはこれまで国が介入し過ぎていたきらいがあります。輸入品以前の問題として、国内ですら新規参入がやりにくいような仕組みになっています。
 新規に農業に参入したいというやる気のある人たちがいるのであれば、それを阻むようなことはさすがにもうやめるべきであろうと思われます。
 この問題は実は「国内問題」なのではないでしょうか?

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[1506] Re:TPP (TOTTEMO PA PARAPA~)

投稿者
戸田政考
投稿日
11/23 19:25

TPP参加に向けた交渉に望むと表明してから約2週間。
これについて「またか」と思ったことが二つある。

一つは新聞について。交渉への参加を表明した翌日、
11月12日の大手5紙の足並みが揃った事。

評価するとか、当然だという微妙な論調の違いはあっても
この流れに「待った」をかけるような論はなかった。


もう一つは、それ以降TPPに関する報道量がガクッと減ったこと。
以前は新聞やテレビなど、多くのメディアで真剣にTPPに関する
議論をしていたのに。

具体的な条件交渉などはこれからで、
むしろ今からしっかり検証していかにといけないのに。
なんかトーンダウンしていませんか?


ともあれ、TPPの善し悪しを問う前に、将来私たちのくには
どういうくにになりたいのかを論じてはどうでしょう。

このまま輸出経済による成長志向を目指し続けるなら、
TPPは必要かもしれないし、むしろ社会福祉が充実したくらしを目指すなら、
TPPはあまり重要でないかもしれません。

TPPはあくまで手段であり、本質は、このくにの行方を
しっかり議論することが先じゃないでしょうか。

そう考えると、私もこれは国内問題かと思います。

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[1509] Re:TPP (TOTTEMO PA PARAPA~)

投稿者
木村
投稿日
11/25 03:16

正義の話ですか?
アメリカのサンデル教授あたりがちょっと前流行っていましたが、最近聞きません。
こういう話をするときは、流行りモノではなく、オーソドックスなものがいいでしょう。
アメリカの正義といえば思いつくものは一つ。スーパーマンです。
今年になってスーパーマンがアメリカ国籍を返還するというストーリーが発表され、ネットで大きな反響がありました。
スーパーマンがイランで行なった活動が、アメリカ政府の陰謀というふうに受け取られたことに対する対処法ということですが、
時期がフセイン暗殺と重なったため、様々な憶測や推測が飛び交い、いろいろな議論がされました。

アメリカには、”正義のスーパーヒーロー”はスーパーマンだけではなく、スパイダーマンだのバットマンだのがいます。
基本的に彼らは一都市限定で戦っており、いってしまえば地域限定ヒーローのはしりのようなものです。
その理由に関して言えば、もちろんスパイダーマンなどは金銭的な問題があるにしても、その体現する正義というものが、自らの生活基盤や仲間といったものを守るということを基本としているからです。
映画なんかでは、その正義を行うことが、”自分の手の届く範囲”と言う制約があることに対するいらだちと、制約があるからこそ自己という個のアイデンティティが保たてるという満足感の二律背反に悩んだりしています。
だからこそ名作なんでしょうね。
グリーンランタンや、キャプテンアメリカ、ファンタスティックフォー等、”正義を守る”というのは、自分の身内やその利益を守るということだと、それなりに割り切っているものは、作品中でもややこしいことがわりと少ないんですが、
それ以上のことをやろうとしている、X-MEN当たりは、色々とややこしいことを抱え込んでいます。
映画版だと、ややこしいことをだいぶ抜いていますけど・・・
そういや、大魔王シャザーンは・・・正義なんですかね?

アメコミ談義はともかくとして、現実のアメリカも、そう言った正義の押し売りでややこしいことになっています。
ただ残念なことに、アメリカは未だそのことについて、大した反省をしていないということです。
何が言いたいかと言えば、TPPなどの交渉では、自国の利益を最優先し、それを追求し、その上で、他国の利益との兼ね合いを考えることが正義と思えるんですよ。
という訳で、TPPをする前に何をすべきかといえば、自国の利益が一体何であるかということを明確にしておかなければいけません。
それをするのは、政府であり国会であるはずなんですが、今の与党に物事を明確にする能力があるかと問われれば、私は”無い”と思います。

それでは以前の政府にあったかといえば、あったと思います。以前の政府といえば自民党です。
外交下手だの、アメリカの犬だの言われていましたが、馬鹿にされても、犬扱いされても、貿易黒字にしている以上、及第点出しても問題なんじゃないでしょうか?
貿易黒字というある意味簡単ではありますが、国の利益です。割と多くの人に利益と認識されるでしょう。
それを企業や民間の頑張りがあったとして、当時の政府が他国と交渉して作ったルールでその利益が出たというのであれば、及第点でしょう。
もちろん、そのやり方が正しいかと言われれば、そんなことはありません。それどころか割と汚い部分に入るんじゃないでしょうか?
やり方としては、それぞれの族議員が、スポンサーにご機嫌伺いに行き、その結果、族議員同士で利益調整を行い、漠然と国益となるものをつくり、それで交渉をしていたはずです。

で、今の政府にその外国との交渉での利益享受を聞きにいく能力のある族議員がどれだけいるかという話で、その利益調整を行う場所があるのか?という話です。
当然族議員を認めていないかもしれません。では、その国民に利益を聞く場所があるのでしょうか?
前の総理はよくお食事会をしてましたが、そこら辺で聞けたのでしょうか?
そこら辺の話を聞いていないから、いろんな場所から、文句が噴出して今の状況になっているように思います。
本来ならば、自民党的なやり方を改めることができたはずなんです。というよりそれを約束していたはずなんです。
それが国家戦略室であり、政治主導だったはずなんですが・・・
気が付けば、陳情は”ある人”を必ず通せ!という形にしたり、大臣が国会無視して、外国でいろんなことを発言してそれが決定打のようにしたりすることになっています。
私は、こうゆうのを独裁と言うんだと思うんですけどどうなんでしょう?
しかもそれが有能ならばいいんですけど、能力がついて言ってないからさらにややこしいことになってるように思うんですよ。

TPPに関しては、賛否に関してはいえません。しかし少なくても、今の政府に長期にわたって影響があるようなことの判断やらを少しでもやって欲しくないというのが、私の意見です。

しかし、賛否に関してなんとも言えないと言いつつ、気になるのが、最近TPPの対になっているように報道されているのがEU問題です。
もちろんTPPとEUを単純比較するのは****しいとは分かっているんですが、
複数の国が、ひとつの巨大市場を共通で持とうという目的とか、重なる部分があるわけです。
でその中で、一番問題の金でしくじっているというのに、TPPをやるの?って感じなんですよね。
株やろうとしてたけど、友達がFXやって大損こいたからやめるべき、位の話なんですけど、
まあゲンクソてのもあるわけで正直やめといたほうがいいんじゃないですかね。
それにTPP自体のメリットってテレビにでている賛成派の人たちもあんまりないような口ぶりなんですよね
TPPへの参加交渉に入ることにより、中国への牽制ができるだの、外圧により、市場が活性化したり、改革が進むみたいな、波及効果をメリットとしているひともいるんでねぇ・・・

正直なんで経団連が賛成してるんだかわからないんですよね・・・一部では、労働基準法を自分たちごのみに変えれると言う話です。
しかし労働者と国内市場の消費者が同一だと理解していないわけではないと信じたいんですがねぇ・・・

それにしてもTPPあたりの報道では必ず農業の話が出ます。
まあ、その需要性については認めますけど、ほかにも関係あると思うんですが・・・
報道の世界にも外国の記者に来てもらって、ガンガン攻めたもらいたいですよ。
特にナベツネさんあたりに”ホントノトコロハドーナンデスカァ?”とか行ってもらえないですかね?
いや別にニュースが聞きたいわけではなくて、ナベツネさんに取材陣にかこまれて大変な目にあってもらいたいだけなんですけどね。

・・・正義とは関係の無い話になってしまいました・・・・
ソフトバンクの話でも入れればよかったですかね・・・

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