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No.1545に関するツリー

[1545] 応募資格は「コネ」

投稿者
WEB多事争論編集委員
投稿日
2012/02/07 00:48

岩波書店が、社員定期採用の応募資格に
「岩波書店著者の紹介状、あるいは岩波書店社員の紹介があること」
という条件をつけました。

びっくりしました。
確かに「コネ」採用については
法律や何かで禁止されているわけではないけれども、
いまの世の中において、これは明らかに不平等だろう。

岩波書店もなかなか思い切ったことをするなあと思う一方、
もし私がいま就職活動中なら
「おいおい、狭き門さえ開いてくれないのかよ…」と
怒りまくるに違いない。

岩波書店は
「受験する人の数を制限するため社内で協議し、
現在の方式での絞り込みを行っている」と話しています。

それでも、なんだか気になるこの話。
皆さんは、どう思いますか?

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[1548] Re:応募資格は「コネ」

投稿者
等々力為五郎
投稿日
02/09 00:43

基本的に「人は要らないけれども紹介状があったら考えてあげてもいいよ」ということなんじゃないでしょうか。
イチ民間企業の採用活動だし台所事情のこともあるのでしょうから非難する気はあまりしませんが、言論を担う会社のイメージにとっていい影響はないかと思います。
同じサイト内に「岩波の志」という一文が掲載されておりますが、読んでて何か空々しいような気が。。。
知り合い同士で作る出版物に「豊かな感受性」なんて期待できるのかな、と。

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[1554] Re[2]:応募資格は「コネ」

投稿者
等々力為五郎
投稿日
02/16 00:07

前回の投稿に矛盾するようですが、これが呼び水になってシューカツ狂想曲に何か変化が起きるといいな、という気持ちはあります。
判で押したようなみんな右へ倣えのシューカツで、椅子取りゲームのように仕事を選ばなくちゃいけないというのは、学生にとっても企業にとってもプラスではないような気がするので。

この間「現代日本学原論 働く」という筑紫さんの番組の本を古本で買いましたが、人と仕事の関わりというのはもっと多様であっていいはずですよね。

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[1588] Re[3]:応募資格は「コネ」

投稿者
Karan
投稿日
03/15 00:40

Smack-dab what I was lokiong for-ty!

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[1559] Re:応募資格は「コネ」

投稿者
土井一郎
投稿日
02/22 02:00

活動期間が短くなった新卒採用の選考効率化を考えたのかもしれませんが。よいやり方ではないように思います。
どうせ思い切るなら、定期採用ではなく通年いつでも採用するようにして、求人応募した人は人選をした上でアッルバイトから始めてもらい不出来なら解雇、いい仕事する人は登用という形もした方が。間違いないような気がします。
人脈とか権益関係をつくる能力に長けた人が欲しいのだとしても、コネがそのバロメーターになるのでしょうか。いや多様性↓↓↓にしかならないでしょう。
もっと社会全体のことを考えるのが岩波書店のような歴史ある一流出版社のとるべき行動でしょう。

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[1564] Re:応募資格は「コネ」

投稿者
木村
投稿日
02/28 02:49

岩波書店と言えば学生時代文庫を読み漁った覚えがあります。
親の影響もあったのかもしれませんが、岩波はほかの出版社に比べて何となく”高尚”と言う感じがしていました。
あのパラフィンが、本は情報から楽しみを感じるべきものであるといったポリシーみたいなものを感じ、悦に入っていた気がします。
今思うと、古色蒼然としていて、ある意味癖がある出版社だなぁと感じますね。
たまに本屋で岩波らしい題名を見るとやっぱり岩波書店の本であったりして、そこらへんは特色があるという気もします。

同じく私の学生時代の話で申し訳ないですが、だれかの名刺を持っている高校生はあまりいなかったですね。
その数少ない名刺は、出版社のものでした。あとはゲームメーカとか有りましたね。

正直学生がバイト以外に付き合うことのある企業としては、出版社というのは門戸が広いような気がします。
当然、小説などの投稿などもあるし、本の感想などを書くこともあるでしょう。
また好きな作家がいれば、会いに行くこともあるかもしれませんし少なくてもファンレターのひとつでも書くでしょう。

そういったことを考えれば、学生時代、岩波書店に働きたいという人間なら、それなりのアプローチがあってもいいのではという気はします。
そうすれば、紹介状なんぞいくらでも手に入れることが可能だと思うんですよ。

現在大企業であるとか、有名であるとかの理由で就職先を決めるという若者がいることは間違いありません。
国が行なっている、”何かあったら、大企業は手厚い保護をする。中小零細は困っていても無視。よくてはした金のバラマキをする。”という行動を見て、
そう言った考えを持ち就職活動ををすることは仕方がないと思います。

ですが、そういったことに異を唱える会社が必要な業界があると思うんですよ。
それが出版業界であり、テレビ業界であると思うんですよ。
もちろん業界すべての会社がやってしまえば問題があると思いますが、1社ぐらいあってもいいとおもうんですよ。

出版業界ならなんでもいいという人が、就職活動をした場合、岩波の面接時、サンデーやジャンプみたいなマンガ雑誌を作りたい。ぐらいならまだいいですが、マガジンみたいなものなんて言った日には、どうなることやら・・・

テレビ業界ならニュースの後ろに23がつこうがZEROがつこうが関係ない。ステーションでもいいやなんて人が入ることに違和感がないのかなという気はします。
TBSの面接で”夜のニュースは前の司会の人の頃から見てました。そう久米明さんの頃から”とどこからツッコミをすればいいのかわからないようなことを言う人を面接する必要があるのでしょうか?

新聞やテレビがどれを見ても変わらないように見えるというのは、こういった学生の摂り方に問題があるような気もします。

会社に特色が必要であるのであれば、その特色にあった応募資格を設けることはいいことだと思います。
それこそ一発芸面接なんかよりはるかに良いと思うんですよ。
今回の応募資格を設けることは、古き良き時代を残そうとしている岩波書店がやるのであれば、なんとなくですが”なるほどねぇ”と納得します。

もちろん、こういったことも、紹介でもランクがあり、作者なら、10万部以上以外は無視。社員なら役付以上みたいなことがあり、
えらい人がゴルフで知り合った人の見たこともない子供に、紹介状を乱発するみたいなことがあるのなら問題はあるでしょう。
詳しいことがわからない以上、どう感じるべきかはわかりません。

また私は、パソコンという時代に合ったものが好きだったので、趣味を楽しんでいたら推薦をもらい就職出来た人間ですから、就職活動の大変さを知りません。
ですから、”就職を生活費を稼ぐためのモノと割り切ってやるのは悲しい”というのは、恵まれた人間の暴言と受け止められるような気がします。
しかし、適性というものがあり、それがないとどのような学歴があっても、どのような高い能力があっても、”邪魔な厄介もの”になる可能性があります。
そしてその適性は、その仕事が好きかどうかによって変わってくるというのも事実だと感じるんですよねぇ・・・

現在の就職活動に関して問題があるのはほとんど人が、同意することだと思います。
一つ一つの問題を個々に対応していても、総合的には雇用人数という数でひとまとまりにされてしまいます。
なんというか、職というものに対する考え方を、根本的に考えるべきだと思うんですけどねぇ・・・

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[1585] Re[2]:応募資格は「コネ」

投稿者
Abdelali
投稿日
03/14 21:39

That's a smart answer to a trckiy question

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[1567] Re:応募資格は「コネ」

投稿者
緩急自在
投稿日
03/03 23:42

編集者というのは、
埋もれた才能を掘り起こす、
新規開拓することに醍醐味があろうと私は思います。

「応募書類ぐらいは読みましょうよ」とも思いますが、
条件が「コネ」となると、
岩波側には若者たちの可能性にたいして期待もしていないのではないかと感じます。
そうした姿勢の出版社に新しい著者を見つけだすことができるのかと疑問符もつきますが、
それにしても学生時代からコネ作りに勤しむ大学生たちの姿を想像すると、
なんだかかわいそうな気がします。

「最近の若者は元気がない」などといわれますが、
大人たちの顔色をうかがいながら行動するよう仕向けている、
覇気を奪っているのも、
また大人たちなのであろうと思います。

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[1615] Re:応募資格は「コネ」

投稿者
小林俊
投稿日
03/19 21:55

岩波のこの事態は、今の出版業界、マスメディアの保守的な状況を象徴しています。電子書籍の普及などに対応できています。作家、村上龍氏などは、自らG2010という会社を設立し現状に対応しようとしています。今回の事態を見る限り出版業界が変化に対応しようという態度が感じられません。旧態依然として、危機感がないのではないでしょうか。

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