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No.1571に関するツリー

[1571] 自衛隊の評価

投稿者
編集委員
投稿日
2012/03/11 02:27

東日本大震災での
自衛隊の災害派遣活動を
「評価する」と答えた人が97.7%!

内閣府が行った世論調査で
明らかになった数字です。

自衛隊に
「良い印象を持っている」と
回答した人も
3年前の前回の調査より
10ポイント以上増えて
91.7%と、過去最高に。

震災が、自衛隊にとって
大きな活躍の場でもあったということは
明らかではあるのですが...
そもそも自衛隊って、なんのために...
その議論を抜きに、
政府が発表する数字が一人歩きするのは?

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[1572] Re:自衛隊の評価

投稿者
高橋和也
投稿日
03/11 04:26

 報道によると、この調査では自衛隊の存在目的について尋ねた項目もあって、「災害派遣」が83%、次いで「国の安全の確保(外国からの侵略防止)」が78%だったそうですね。
「そもそも自衛隊って、なんのために...」という問いかけの答えはすでにここに出ているように思います。

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[1573] 評価されるべきなのは、自衛隊ばかりじゃない。

投稿者
mak
投稿日
03/12 02:52

私は、あの震災で自衛隊は本当に活躍したと思っています。

彼ら・彼女らの日頃の訓練がなければ、災害からの初動段階における活動の成果はなかったはずです。彼ら・彼女らは、平時だと決して評価されない「有事」のために奔走するのです。
危ない、と思ったら後ろに下がれない「有事」の際に、むしろ前に進むことを他に要求されることなく、組織の一員として自ら身を投じなければいけないのですから。

さらに、組織に属している以上、被災地出身だとか、基地が被災しているといった状況も差し置いて、公の組織の一員として、「被災地」のために身を投じているのです。

彼らの現場での活動、そして苦悩を読み解いた上で、「そもそも自衛隊って、なんのために...」
と呟いてみてはいかがでしょうか。

そうすれば、自衛隊が何のためにいるのか解かるのではないでしょうか。


ここから本題です。

ちょっと世間やマスコミは「自衛隊ばかり」に注目しすぎだと思います。

あの震災の当時は警察や消防、国家・地方公務員だって必死に頑張ったのです。

さらに目を震災から先の時間軸に広げるなら、瓦礫処理に奔走する地方自治体の人々、福島第一原子力発電所の冷温停止に身を投じた技術者・作業者の人々、夏と冬の電力需給逼迫に苦労を重ねた電力関係者の人々、電力のみならず他のエネルギー資源の確保に奔走した石油・ガス関係の人々もいるのです。

彼ら・彼女らも、被災しているか、被災地出身か否かを差し置いて、公のために、また被災地のために奮闘したのです。

その中には、マスコミからこれまでも、そしてこれからも否応なく批判を受け続け、それに相乗りする形で批判を世間から受けながらも、組織の一員として存在している人々も含まれているはずです。

自衛隊に注目するなら、併せて彼ら・彼女らも見るべきです。

その彼らの現場での活動、そして彼らの葛藤と苦悩を読み解いてみるべきではないでしょうか?

そして、彼らの活動の評価を世間に問いかけてみてはいかがでしょうか。

もちろん、今まで報道に携わってきた方々の姿勢に対する評価も、比較対象者として「併せて」世間に問いかけてみるという意味も込めておきます。

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[1577] Re:自衛隊の評価

投稿者
木村
投稿日
03/13 04:57

何を言いたいのかよくわからないです。
要約すると、
”国民に評価されるようなあまっちょろい組織なんか日本には必要ない。国民から非難が集中するような、極悪非道な組織が日本に必要だ。海外へ意味も無く攻撃を行い、逆らうものはすべて潰す。そういう組織が欲しい。なぜなら私たちは、大虐殺の写真が欲しいんだ。だけど怪我はしたくない。だから報道の人間には完璧な安全と豊かな生活を提供し、いろんな国で凄惨な状況をつくる組織をつくるべき!ピューリッツア賞を取りたいんだ!”
ということをおっしゃりたいのですかね?それとも
”自衛隊が評価されるようなことをしたから、悲惨な状況が撮れなかった。「報道が笑顔を届けるために頑張った」という感動ドキュメンタリーを流すためにはもっともっと人が死んで欲しかった。いらないことをしてくれた!”
ですか?

察するというのは、日本のよい文化ですけど、たまに勘違いをして、お互い不快な思いをする場合があります。
特に不特定多数の人間が意見を交換する場所の場合、きちんとわかりやすい説明をしていただかなければ、好きなようにとってしまいます。
さらに恐ろしいのが、そういう懸念を抱いても、表面上は何も言わないことにより、さらなる誤解が広がる可能性があることです。
どうしてもトピックを立てている人が報道関係者だと思ってしまいますので、あえて、悪いイメージを書かせてもらいました。まあ、もちろんだいぶ抑えました。*だらけになっても困りますから・・・

とりあえず、自衛隊についてですが、”名は体を表す”の言葉通り考えてみましょう。自らを衛る隊です。
他人を守る前にきちんと自分を守らないと意味がありません。最初、守ってもらったからといって、次にもっと洒落にならない状況になってしまえば、意味がありません。
腕折る程度でなんとかなった状態の次に、命の危険があるような状態がきたら、なんで守ったんだと言いたくなります。・・・へんな展開になってきました。
別の視点でいきましょう。
自衛隊員は国家公務員です。基本的に国民の要求を満たすためにあるはずです。公務員は、要求をきちんと伝えれば、それなりにやってくれます。たまに私腹を肥やしたりしますが・・・
ですから、きちんとニーズなり要求を伝えることによって、色々とやってもらうべきです。とはいえ、役割があり、やりやすい方法があったりと色々とあります。
同じ公務員でも、警察官に火事をなんとかして欲しいと言っても意味がありませんし、重装備の人に高いところに登って欲しいといっても、効率が悪いです。

大枠のニーズなり要求を言って、それをやりやすいやり方でやってもらうべきだと思うんですよね。
で、先程の”自ら、衛る隊”の話になるわけです。衛る=守るっていうことは、”何か”から守る訳です。でその何かっていうのはなんだっていう話ですよね。
今回は、地震の被害だったわけですよ。

で、本来なら、その何かをできるだけ減らすべきなんですよ。でそれをするのは”自衛隊”ではないはずなんですよねぇ。
地震予知であったり、護岸工事であったり、避難訓練であったり、情報の提供であったりするわけです。
そういった対策が足りなかったり不備があったところに対して、自衛隊が必要になっていたわけなんですよ。

今回、政権交代があったということもあり、政府の初動が遅れました。なかったらどうなったかはわかりませんが・・・・
そういったことやら、判断ができなかったり、政府という巨大な組織の動かし方を理解していなかったりしたため、指揮系統が無茶苦茶でした。
何をすべきかわからないうえに、情報も上がってこないため、もう訳の分からないことにまで、駆り出されていました。
自衛隊の評価が高いというより、他の動くべき連中の動きはひどかっただけです。
無茶な状態で無茶な要求されても、諦めず活動をしてくれたから評価が高かっただけです。
もちろん現場レベルでは、警察官や消防官、様々な人たちが、頑張っていました。民間でも医者の方も動いていました。
弁護士の人たちも、金銭的な問題が起こるかもしれないと、現地に行ってボランティアで働いていたという話も聞きます。
その中で、陣頭指揮をしたり、目に見える人たちの動きの情けなさは・・・・そしてそれを理性的に批判すらできず、・・・やめときましょう。

正直、守るなんてことがないのが一番いいんですよ。有事なんてあるべきではないんですよ。”医者と坊主は暇なほどいい”じゃないですが、”自衛隊は無駄飯ぐらい”が一番いいんですよ。
そのためにすべきは、”自衛隊は無駄飯喰らい”と宣伝することではないはずなんですよね。自衛隊が必要ないぐらい、いざという時動けるようなシステム作りをするべきなんですよ。
そういう状況なりシステムを作ってから、問題提議しないといけないような気がします。

だいたい組織であろうが、なんであろうが出自で物事判断するのは、かなり問題があると思うんですよ。なんのために作られたか?なんてことに大した意味はない!あるはずがない。
何をなすか?何をしようとしているか!そして何をしたか!これが問題のはず。
もちろん、崇高な目的でつくられた。設立目的が立派である。そういった組織は出自にこだわるべきですよ。ただそういう組織に限って、なんの意味も無く役に立たない、下手をすれば、そこの人たちの自己顕示欲を満たすためだけ、裏金を貯めておくだけといった組織になっていませんか?
今回の震災で浮き彫りになった”原子力”と名がつく組織だけではありません。中小零細が資金繰りに困ったときの力になるための組織がいざというとき、資金がショートしているとかよくあるような気がします。

表面的なものや、名前や名称、目に見えるものだけでものを判断するのも意味がない。銃を持っている人とカメラを構えている人。その判断を求められても、、涙を流し”撃たさないでくれ”と懇願しながら銃を構えている人と
人が刺されている状態で助けもせずシャッターを押し続けるカメラを構えている人であれば、判断は違うはずです。
そういった違いを調べ、そういった情報を提供して欲しいというのが報道に対する私のニーズです。
そういった報道があれば、地震の対策も効率的に行えるでしょうし、問題点の発見も早いでしょう。それこそ自衛隊の必要性が薄れ、本当の意味で自衛隊が必要かどうかという議論ができるような気がします。

もちろん今の話を要約すると、”役たたずは役に立っている人間の批判をしてはいけない”といった暴論に受け取られる可能性はあります。
でも、批判だけしていればいいというわけでもないと思うんですよね。だからこそ、議論すべきだと思うんですよ。
インターネットという場所があるんですから、そういうトピックを立ててもらいたいですねぇ。
第一、自衛隊は、このためにあるという、”自分の中での事実”なりを発表していただかないと、反論も出せませんし、異論も挟めません。
議論をしたいなら、議論をしたいとニーズを出し、努力すればいいだけじゃないかと思います。それに政府の発表する数字が一人歩きをするのが嫌なら、自分で調べればいいんじゃないかなと思います。
ただ、自分の求める数字しかでないような調べ方っていうのがありますし、人間どうしてもそういう調べ方をしてしまいます。そこらへんはむつかしいと思いますけどねぇ・・・・

それはそうと、きたる3月20日、大阪日本橋で、ストリートフェスタが開催されます。
去年は開催されませんでしたが、今年は、大丈夫そうです。
その中でパレードがあるんですが、コスプレやらメイドさんやらに混じって自衛隊の音楽隊が音楽を披露してくれます。
おととしは、ドラえもんだのセーラームーンだの場所にあった選曲をしてくれました。
今年も盛り上げて欲しいですね。ああ、そうそう、”けいおん”だの”ガンダムAGE”だの曲もやって欲しいですよ。MBS見てますから。はい

どちらかと言えば、こういう自衛隊の活躍を毎年みたいですねぇ・・・

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[1593] いつか来た道

投稿者
島田陽一(仮名)
投稿日
03/16 01:00

 北海道の人は、「自衛隊は雪まつりの雪像を作るために存在する」と思っているという笑い話があります。

 軍隊というのはその国内の最強の『実力装置』であって、軍隊を武力によって制圧できる存在は、その国内には基本的にはいません。
 戦争にせよ自然災害にせよ、行政がその通常機能を停止しているような地域においては、軍隊というものは大変役に立ちます。ただしその「役に立つ」前提はその軍隊が内部的な統制を維持している場合に限られます。
 現在の日本の自衛隊は、憲法9条との絡みで「鬼っ子」的な扱いを受けることもありますが、活動内容としては評価すべき点が多々あるように思われます。
 他方で、私たちの国は太平洋戦争の教訓として、「内部統制の利かなくなった軍隊」がいかに悲惨な状況を招くかということを知っています。

 今の自衛隊は北海道の方たちのように「愛すべき存在」だろうとは思いますが、同時にそれは「制服組」の自制心に依存しているだけの危ういものであるような気もしております。「文民」のだらしなさと対照的に「制服組」が頼もしく見える時代…それはひょっとすると怖いことになりそうであります。
 

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