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No.1665に関するツリー
- ▼-スーチーさんに鳴り止まぬ拍手 [web多事争論編集委員] (2012/06/18 03:56)
- ├Re:スーチーさんに鳴り止まぬ拍手 [金平茂紀] (06/27 09:14)
- ├Re:スーチーさんに鳴り止まぬ拍手 [島田陽一(仮名)] (06/30 17:33)
[1665] スーチーさんに鳴り止まぬ拍手
- 投稿者
- web多事争論編集委員
- 投稿日
- 2012/06/18 03:56
ミャンマーの
アウン・サン・スー・チー氏が
ノーベル平和賞の
受賞演説を行った。
民主化運動を率いてきた
スー・チー氏にとって、
歴史的な瞬間。
「ノーベル賞の受賞によりビルマ(ミャンマー)での民主化運動と人権が世界中の人々の関心を集めてきました。私たちはそのことを決して忘れることはないでしょう」
「完全な平和は実現できないのかもしれません。しかし平和とは、我々が追い求め続けていかなければならないものなのです」
演説後、
会場では数分間
拍手が鳴りやまず、
21年間の
スー・チー氏の
民主化運動の
取り組みに対し、
最大限の敬意が示された。
[1669] Re:スーチーさんに鳴り止まぬ拍手
- 投稿者
- 金平茂紀
- 投稿日
- 06/27 09:14
6月26日、国会内で消費税増税法案が可決されるのを院内で取材していた。たくさんの記者・カメラマンたちがいつもの手法で、いつもの質問を議員たちに浴びせていた。若い記者人たちが多い。何だか緊張感がない。ニヤニヤしているリポーターもいた。一様に黒っぽい服を着ている。何も変わっていない。こういう取材は気が重いなあ、と思っていたら、一緒に取材来ていたカメラマンがぽつんと呟いた。「日本にはスーチーさんみたいな人はいないですねえ。」
言行が一致していることとか、公正であろうという理想を身をもって示している政治家が、この日本から消えて久しい。ミャンマーやエジプトの方が日本よりもよほど民主主義ということを知っているように思えてきた。
[1672] Re:スーチーさんに鳴り止まぬ拍手
- 投稿者
- 島田陽一(仮名)
- 投稿日
- 06/30 17:33
民主主義の登場というのは、歴史的にみると、それまでの君主制や軍政が権力を長期間握ることで必ずと言って良いほど腐敗してきたことに対して、それを防ぐことを目的とする意味合いが恐らく強いのだろうと思われます。
これは逆説的に言いますと、「権力者と言われている人たちも権力をもつ前は腐敗はしていなかった」ということも示唆しているのだろうと思いますが、今の日本の場合、権力者になる前から腐敗している、腐敗している人ほど権力者になりたがるという状態に陥っているのではないかとさえ思えてまいります。
民主主義は「腐敗した権力者を平和裡に交代させることのできる制度」とも言えるわけですが、私たちの国の場合、いくら交代しても腐敗した人が列を作っている状況だとすると、民主主義が結果的に機能していないということになってしまいそうであります。
なお、ここで言う「腐敗した人」というのは「自浄能力を失った」という意味でありまして、「現状の既得権益」と「損得勘定」をベースに行動する人のことであります。
スー・チーさんが人々の感動を呼ぶのは正にそういったことを超越しているからではないかと思われます。