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No.1692に関するツリー
- ▼-日本の新リーダー [web多事争論編集委員] (2012/09/23 22:52)
- ├Re:日本の新リーダー [misao] (09/25 17:02)
- ├Re:日本の新リーダー [小林俊] (09/28 03:35)
- ├国家におけるリーダーの役割 [島田陽一(仮名)] (10/06 17:49)
- └Re:日本の新リーダー [高橋和也] (10/11 22:37)
[1692] 日本の新リーダー
- 投稿者
- web多事争論編集委員
- 投稿日
- 2012/09/23 22:52
ニッポンのリーダーとして
野田総理が再選された。
党内の選挙ではあるが、
実質的な総理大臣の選挙。
そして、自民党から
また、新たなリーダーが。
地方には、橋下市長率いる
新勢力が。
混沌としてきた
日本の政界。
いずれにしても
この混沌とした時代に、
どのようなリーダーが
ふさわしいのか....。
2012年の
日本の新リーダーとして
浮かび上がってくる人に
今、何が求められるのか・・・
[1693] Re:日本の新リーダー
- 投稿者
- misao
- 投稿日
- 09/25 17:02
始めに。久しぶりの「争論」UPですね。
ずっと、何も変化のないまま(Webページ)でも、毎日、ここへとクリックされる方は、どういう方なのだろう・・・?と、ひとり想像、思い巡らせていました。
(筑紫さんは、逝ないのですが、何かを求めているのかも知れませんね。)
リーダー像・・・ということですが。
今の自民党の五人の候補者も橋下さんにしても、ピン!と来ません。だからといって、どなたかの顔が浮かぶ、ということもないのです。
国益とか経済とか戦略、対策とか、そういうことばかり論じられていますが、「国」のことにしても、先ず、「人」対「人」。
相手を敬う心。誠実さが(真心)なによりと思います。
青臭いこと・・・と思われようが、純粋で、正直で、どこまでもひたむきな「思い」(祈りのような願い、とでもいいましょうか)そういう「思い人」「志人」が、求められている気がします。
[1694] Re:日本の新リーダー
- 投稿者
- 小林俊
- 投稿日
- 09/28 03:35
リーダー云々というのは、近頃流行っていますね。それだけ、流動化する液状化するグローバル高度資本主義社会のなかで、引っ張ってくれる、誘導してくれる僭主が求められているかもしれませんが、リーダーというのは当たり前ですが正しい認識、知性と教養をもった人がなるべきでしょう。しかし現状としてそうではありません。むしろ、知性と教養のある人ほど政治家や指導者になりたがりません。
私はよく、慧眼のある筑紫さんは、こういった現状をどうみるか想像をします。情報が溢れる社会で、たえず冷静だった筑紫さんの像を内面化し自己言及的に対話することで、正確に批判的に現状を捉えようと思います。
[1695] 国家におけるリーダーの役割
- 投稿者
- 島田陽一(仮名)
- 投稿日
- 10/06 17:49
国における政府の在り方というものを議論する際に「大きな政府」と「小さな政府」という選択肢が出てまいります。この場ではどちらの方が正しいのかといった議論はしませんが、そもそも「国の役割の最たるものは何か」という点について、突き詰めて考えますと「リスクヘッジ」ということが、まず思いつきます。
社会保障にしろ安全保障にしろ、国民一人一人がリスクをヘッジするには限界があったり、もしくは非効率であったり、銃社会のアメリカのように物騒なことになったりします。
菅元首相が「最小不幸社会」というものを標榜していましたが、内実が伴っていたかどうかは別として、行政の長としての見識としてはそれ程間違ってはいなかったように思われます。
逆に、国が「リスクヘッジ」以上のことに手を広げすぎますと、昔の社会主義国家のように「国家が先にあって、そのあとに国民がある」という状態に近づいていきます。
このように「リスクヘッジ」というのは国の機能としては重要なのですが、一方でどういう「ポジション」をとるかによってその「リスク」も異なるというのは、トレーダーの世界に限ったことではなく、国にも当てはまる話であります。
また、どのようなポジションをとるにせよ、「ポジションを決める」という行為自体が、ある人にとっての「利益相反行為」になってしまうというのが政治の難しさであります。
そう考えますと、すくなくとも国レベルのリーダーに求められることは、
・ポジションを明確に打ち出すこと
・そのポジションによって生じるリスクに対して、ヘッジを行うこと(不利益を被る層への目配せを忘れないこと)
・「ポジション」-「リスク」-「ヘッジ」の組み合わせが、国全体として「漏れなくダブりのない」デザインとなっていること
ではないかと思われます。
小泉元首相は、1点目は明確でしたが、2点目、3点目については関心が薄そうでした。また、マスコミ報道も1点目について中心的に報道していました。
リスクに対するケアというのは、自分にとって関心のあるテーマだけ見ていれば良いというわけにはいきませんし、コトが起きてからでは遅いため、普段から能動的にことにあたる必要があるというのも良く言われる話であります。例えば年金記録の管理が杜撰で取り返しのつかない事態に陥ったのも、リスク意識が低かったからであります。
今、リーダー候補に名前の挙がっている方たちが、どの程度リスク管理について意識にのぼっているのか。
残念ながら、そもそもそういった観点での情報が報じられていないのが実情であります。
[1698] Re:日本の新リーダー
- 投稿者
- 高橋和也
- 投稿日
- 10/11 22:37
国民の多くが求めるものを持つリーダーが実在したとして、私たちはその存在に気付けるのか、と最近の報道を見ていて思います。
そういった意味で敢えて言えば、日本のリーダーに求められるのは主張や人柄をそのまま国民に伝えられる強力な発信力かなと思います。
さもなければ、また不適格な人がリーダーになったり、あるいは有能なリーダーが引き摺り下ろされてしまったりするのではないかと危惧しています。