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No.930に関するツリー
- ▼-大量に減った「国際ニュース」 [WEB多事争論編集委員] (2010/11/05 22:27)
- ├Re:大量に減った「国際ニュース」 [島田陽一(仮名)] (11/06 18:43)
- │└Re[2]:大量に減った「国際ニュース」 [リッキー] (11/06 21:14)
- ├Re:大量に減った「国際ニュース」 [傑作かな] (11/07 07:31)
- ├Re:大量に減った「国際ニュース」 [長文] (11/07 17:21)
- │├Re[2]:大量に減った「国際ニュース」 [下上] (11/07 22:55)
- └Re:大量に減った「国際ニュース」 [木村] (11/08 00:52)
[930] 大量に減った「国際ニュース」
- 投稿者
- WEB多事争論編集委員
- 投稿日
- 2010/11/05 22:27
イギリスの民間非営利団体「メディア・スタンダード・トラスト」によると、
イギリスの新聞が伝える「国際ニュース」が過去30年で4割減ったそうです。
4割って、すごい量ですよね。
例えば、1979年には
1週間で四紙(ガーディアン紙を始めとする高級紙、大衆紙)合わせ、
502本を数えた国際ニュースが、
2009年には、308本になったとのこと。
外国の「政治」を扱った記事は特に現象が著しいということです。
これは「イギリス」の「新聞」の話しですが、
「日本」の「テレビ」においても同じことが言えそう?
皆さんは、「国際ニュース」の量、新聞でもテレビでも、
満足していますか?
[933] Re:大量に減った「国際ニュース」
- 投稿者
- 島田陽一(仮名)
- 投稿日
- 11/06 18:43
オフチューブという言葉があります。
これは、主に海外で行われているスポーツ等で、送信された試合の映像を日本のスタジオで見ながら「実況」するスタイルです。
実はスポーツに限らず海外からもたらされる情報というものがどんどん外注化されています。
通信社は当然ですが、その他にも各国のテレビ局や新聞社などと提携したり、独立系のジャーナリストからいわば「ニュースをお金で買う」のが当然ということが常態化している。
つまり、現地には人を派遣していなくても、それなりにニュースは作れるわけですが、こうやって金で得た情報と国内で自分達が得た情報とを比較すると、後者の方が紙面に載りやすいという傾向はあろうかと思われます。
過去に海外で大きな事件が起きたときに「現地にいる記者よりも東京のスタジオの方が情報をよく知っている」という事態があったこともあり、経済的な効率性からすると分が悪いのかも知れませんが、それでジャーナリストを育てることが出来るのかどうかといったところで疑問が出てきます。現場を知らないがそこそこ文章のうまい「ジャーナリスト」が量産されかねません。
現地・現場に行くことを軽視し 「そんな情報だったら金で買った方が安いよ」という価値観の方がマスコミの経営層まで蔓延しているとしたら、第2の「筑紫哲也」は出てこないと思われます。
[935] Re[2]:大量に減った「国際ニュース」
- 投稿者
- リッキー
- 投稿日
- 11/06 21:14
BSで見た国際ニュースは
普通の地上波のニュース番組より面白かったっです
なぜ地上波では国際ニュースをやらないのでしょうか?
それとも国民に国際感覚が付くと困る背景でもあるのでしょうか?
(・・;)
[939] Re:大量に減った「国際ニュース」
- 投稿者
- 傑作かな
- 投稿日
- 11/07 07:31
一方でたとえば、「ペシャワール会」や(あのときニュースになった)「高遠」さんの活動が継続して行われているのを恥ずかしながら先日知りました。
海外とのコミットという点で日本人も続いているのだなと感動しました。
ただそれを報道しないという点からでも、現状は報道機関の怠慢では・・
[942] Re:大量に減った「国際ニュース」
- 投稿者
- 長文
- 投稿日
- 11/07 17:21
数字だけ見ると、
「国際的な関心が薄れ、国内に目を向ける内向き名時代」という結論が出そうです。
しかし、どんな調査でもそうですが、
結論に行く前に踏みとどまって冷静に論じる必要があるのではないでしょうか。
まずは本数だけではなく、ニュース全体における割合と他との比較がなければ駄目でしょう。
もしかしたら全体の本数自体が減っている可能性もありますからね。
また、1979年と現在の歴史的な背景も考慮する必要があります。
1979年といえばサッチャーさんが首相になられた年だとか。
冷戦構造が変化する中でイラン革命がおき、中越戦争がおき、という風に
米ソ二カ国だけではなく、多様な勢力が登場しつつあった年でもあります。
国際政治が激動の時代を迎えつつあるということで本数が増えるのは当然の帰結でしょう。
で現在は?と言えば、911から生じた戦争の時代も(課題は残るものの)一段落し、
どちらかというと国際経済の話題が中心となっています。
政治の世界では多国間の細かな折衝はあるものの、大転換は起こっていない。
そうなると必然的に国際政治に割く文面も少なくなるのではないでしょうか?
もちろん、経済が冷え込む中で内向き傾向が加速しているという面もあるとは思います。
ただ、本数が減っているということだけで何か結論を出すのは難しいと思います。
島田陽一(仮名)さんが仰っているような情報を得る手段の多様化というのも
要因としてあるでしょう。
一方で私も不満に思うのは、例えばミャンマーの選挙についてです。
あのような不正にまみれた選挙は、他の国が報道し非難するべきものです。
ミャンマー国内では報道も規制されているようですから。
にも関わらず、日本における扱いは小さいといわざるを得ません。
新聞では定期的に記事は載っているのですが、もっと批判的でもいい。
他国が非難せずにいれば、ずっと同じことを行うだけでしょう。
報道し真実を映すことが少しでも抑止力になると私は思っているのですが・・・。
[948] Re[2]:大量に減った「国際ニュース」
- 投稿者
- 下上
- 投稿日
- 11/07 22:55
某所ではすでに問題視されているが、「国内の情報」を「海外のメディア」から収集しなければならない状況になっているのだが、これって旧共産圏諸国の政権末期の症状なんですよね。
「政府」も「既存メディア」も、この事の意味が解かっているのかな?
政府や在京マスコミの発表よりも、ロイターやWSJの報道の方が、信頼されているんだからね。
[949] Re:大量に減った「国際ニュース」
- 投稿者
- 木村
- 投稿日
- 11/08 00:52
パンひとつだけで晩飯を済ましている人間に対し満足ですかって聞くというのは、下手をすればけんかを売っていると判断されても仕方がないですよ。
国際ニュースだけでなく、すべてのニュースに満足していません。
そして報道だとか、ニュースだとか名前のついている偽装番組ばかりで本当のニュース番組はどれかと悩むばかりです。
しかも人工着色料のごとき芸人が出ている番組のほうがまだマシと思えるのは私だけでしょうか?
まあ仕方ありませんね。不景気ですからね・・・
外国といえば、安い韓国で済ましていますし・・・