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No.931に関するツリー
- ▼-中国の漁船衝突ビデオ [WEB多事争論編集委員] (2010/11/05 22:33)
- ├Re:中国の漁船衝突ビデオ [リッキー] (11/06 21:43)
- │└Re[2]:中国の漁船衝突ビデオ [等々力為五郎] (11/07 17:12)
- ├Re:中国の漁船衝突ビデオ [長文] (11/07 18:08)
- │└Re[2]:中国の漁船衝突ビデオ [高橋和也] (11/07 21:51)
- ├Re:中国の漁船衝突ビデオ [高橋和也] (11/07 21:45)
- │└Re[2]:中国の漁船衝突ビデオ [木村] (11/08 03:48)
- ├信なくば・・・ [長文] (11/08 21:50)
- └Re:中国の漁船衝突ビデオ [島田陽一(仮名)] (11/09 03:17)
[931] 中国の漁船衝突ビデオ
- 投稿者
- WEB多事争論編集委員
- 投稿日
- 2010/11/05 22:33
きょう、「一日中」報道されているといっていい、
「ネットに流出した、中国漁船衝突ビデオ」の件。
ニュースの量に反比例するように、
いま、何を立ち止まって考えればいいのか、
個人的にはわからなくなっています。
日本と中国の未来を考える時に、
どういった外交が望ましかったのか。
ビデオが流出したいま、
どういうふるまいが必要となってくるのか。
皆さんは、いま、立ち止まって考えるべきことは、
何だと思いますか?
[937] Re:中国の漁船衝突ビデオ
- 投稿者
- リッキー
- 投稿日
- 11/06 21:43
この瞬間立ち止まって考えるのは人それぞれ議題や思案はあると思いますが
私は「立ち止まって考える事」事態が大事な事だと思います
忙しい日々に振り回されたり考える事を嫌がったりして思考停止に陥る人が多い国ほど
自滅のスパイラルから抜け出せないで堕ちる所まで落ちるのではないでしょうか?(・・;)
筑紫さんも番組中よく悩んでる素振りを見ました
ただ淡々とニュースと解説を進行どうりに進める番組より
番組中に悩み始める筑紫さんは人間くさくて
ずっと好きで「ニュース23」を見ていました
そういえば筑紫さんが亡くなって二年になるんですね、、、、
[941] Re[2]:中国の漁船衝突ビデオ
- 投稿者
- 等々力為五郎
- 投稿日
- 11/07 17:12
こうすべきだ、なんて大層なことはいえませんが、リッキーさんもおっしゃってるように立ち止まって考えること自体が大切な気がします。
国家と国家との外交とは何なのか。国土(領海)を護るにはどうしたらいいのか。いろんな人がいろんなことをいう中で、自分は何が事実だと思うのか。そもそも人の数だけ「事実」があるのなら、自分の哲学は何なのか。
そして国家の領域という切実な課題をめぐって大きな声がとびかう中で、「自由の気風」は保たれているのか。
筑紫さんが亡くなって今日で二年。『筑紫哲也News23』は人間の匂いが濃厚にする番組であり、観る側に「視座」を提示する番組でした。
[944] Re:中国の漁船衝突ビデオ
- 投稿者
- 長文
- 投稿日
- 11/07 18:08
本来なら「立ち止まって考えるべきこと」を述べるのがテーマに沿っているのかもしれませんが、
尖閣問題について述べる場所がないのでここで述べさせてください。
まずビデオ流出後の報道について。
はっきり言って異様だと思います。
誰が流出させたかという問題と政府の情報管理体制の崩壊について、
報道するなと言うわけではありませんが、報道しすぎです。
警察の情報流出の時はここまで大きな扱いをしていませんし、
核密約問題に関して、一部で西山太吉さんを英雄であるかのように扱うメディアもある時代です。
更に、あのビデオについては当初公開予定であったとか。
加えて、国民は公開されることを望んでいると、一部の調査でも出ています。
これらの情報を考慮して今回の報道振りを見れば、
どう考えてもおかしいといわざるを得ない。
犯人が誰か?という点にここまで拘って報道する必要があるんでしょうか?
流出させた犯人の罪を問うのは間違っていませんが、ここまで報道するのは理解できない。
まぁ、おそらく「何か」から目を逸らして欲しいんでしょうけどね。
あまりに国民を馬鹿にした報道を続けていると、大きなしっぺ返しを食らうんじゃないでしょうか。
政府の態度も異常です。(これは今に始まったことじゃないですけどw)
自分達の責任を覆い隠すかのように犯人探しに躍起になってる。
本来ならもっとビデオの内容について論じるべきではないですか。
あのビデオを一目見れば、中国側の主張など吹き飛んでしまうのは明らかです。
ビデオを早期に公開していれば、
船長らの逮捕に対して国民的な支持がもっとあったでしょうし、
その支持を背景に釈放などという行動を取らずに済んだでしょう。
中国側もビデオを見ることでもっと冷静な態度で望めたはずで、
強硬な姿勢を見せる可能性もあったでしょうが、別の交渉を行えたはずです。
反日デモなどという今から考えれば道化師のような行動も起こさずに済んだのでは?
私自身、船長釈放には怒っていましたが、
心のどこかでは不安に感じていたことがありました。
もしもビデオに映っていたのが大した事故ではなかったら?どうなるのだろう、と。
国民の中にもそう感じていた人がいるのではないでしょうか。
このような不要な感情まで生んでおきながら、一切の責任を取らない政府にあきれ返るばかりです。
何が情報の透明化ですか。
海上保安庁をどこかで疑ってしまった自分を情けなく思います。
ビデオを見れば、どれだけ命を張っているか一目瞭然です。
にも関わらず、ビデオを公開しなかったがために
今回の件で国民の理解を得られなかったという寂しさは、察するに余りある。
そういった意味でも、彼らの仕事に報いるには
いち早くビデオの全貌を公開して、更に分析を進め、国際的な理解を得ていくことでしょう。
流石の中国もビデオを見れば違った対応をしてくるはずです。
そこに関係改善の糸口もあるはず。
真の日中友好とは、相手の理不尽に対しても常に頭を垂れることではないでしょう。
一部で日中友好のためにビデオは公開すべきでないという意見を見ましたが、
それは友好の意味を勘違いしているものだと思います。
[947] Re[2]:中国の漁船衝突ビデオ
- 投稿者
- 高橋和也
- 投稿日
- 11/07 21:51
>警察の情報流出の時はここまで大きな扱いをしていませんし、
>核密約問題に関して、一部で西山太吉さんを英雄であるかのように扱うメディアもある時代です。
私は年金未納問題で、年金の加入情報が政治家やマスコミに漏洩していた件を思い出しました(そういえばあの時も菅さんはその漏洩した情報で渋い顔をしてましたね)。
一概にあの時と同じ構図とは言えませんが、あの時もどこから情報が漏洩していたか、積極的に報じられてはいなかったように思います。
[946] Re:中国の漁船衝突ビデオ
- 投稿者
- 高橋和也
- 投稿日
- 11/07 21:45
今回の件について、立ち止まって考えるべきことは、色んな立場の人や組織がこの件についてどんな発言をし、どんな行動をしたかを見定め、何が正しいかを考え、判断することだろうと思います。
どんなに情報が溢れ返っていても、情報を飲み込み、考え、判断することが国民主権の国に暮らす国民の責任だろうと考えます。
それとは別に、今回の件についてメディアについても考えさせられたように思います。
一昔前ならば、こういった情報はテレビ局や新聞社に持ち込まれたものでした。しかし、今回はまさに「スクープ」が、既存のマスメディアを介さずに公開されたことに時代の変化を感じます。
[950] Re[2]:中国の漁船衝突ビデオ
- 投稿者
- 木村
- 投稿日
- 11/08 03:48
果たしてテレビ局や新聞社に持ち込まれなかったのでしょうか?
あくまで、、「一日中」報道されているといっていいのは
”「ネットに流出した、中国漁船衝突ビデオ」の件。”でした。
中国漁船衝突事件ではないんですよ。
当然、何かにかこつけて別のことをやるというのは、”大人のやり口”です。
取りも出来ない責任をうやむやにしようとして、変なことをやっているのかもしれません。
しかし今の段階では、中国漁船衝突事件を撮影した”ような”動画が、インターネット上の動画サイトに登録されたというだけです。
あくまで流言飛語の類のものですが、それを信じているのか、先にネットで出たのが腹立たしかったのかわかりませんが、テレビ局は一日中”報道”していました。
ネットのそれも動画投稿サイトというある種取捨選択の判断が難しい情報源からの情報を今回のテレビの報道で変な信憑性を持たしてしまったという風に考えてしまいます。
何らかの裏づけがあったのか、それとも雰囲気でも読んだのか、もしくは何らかの意思を持っている団体から金でももらったのか?
それはともかく一応動画自体は見ましたが、偽者とは思えない迫力でした。
しかしもうひとついえることは、衝突事件は今回だけだったのかはわからないということです。
とはいえそこまで考えなければいけないのであれば、少し国民の責任が重過ぎるように思います。
[952] 信なくば・・・
- 投稿者
- 長文
- 投稿日
- 11/08 21:50
>高橋和也さん
>一昔前ならば、こういった情報はテレビ局や新聞社に持ち込まれたものでした。しかし、今回はまさに「スクープ」が、既存のマスメディアを介さずに公開されたことに時代の変化を感じます。
その変化はまさに私の思っていたことと同じです。
そして、考えたくないことですが、ネットに先に公開したことへの意趣返しとして
犯人探しをやっているのか?とも考えてしまいました。(考えすぎだと信じたいですが)
偶然ですが、ちょうど投稿した時にワンショット劇場が更新され、
筑紫さんの言葉が載っていました。
>「信なくば立たず」という古くて新しいことばを
>近ごろはあらためてかみしめています。
>テレビの影響力は大きいと言いますが、
>信頼されているとは言えない。
この言葉こそ今のメディアが噛み締めるべき言葉ですね。
私はネットの世界がテレビや新聞に完全に取って代わることはないだろうと思っています。
やはり一次情報はテレビ新聞が担っていくものだと信じていますから。
しかしそれでも、一部の分野でネットが取って代わっていくことはあり得ると考えています。
例えばリークの問題。
高橋和也さんが仰ったように、ネットへ先に公開されてしまった。
色々な理由があるとは思いますが、
テレビや新聞に対する「信」が低下したことが一つの要因ではないでしょうか?
リークを提供する先には信用がなければなりませんからね。
そして流出に対してのテレビの対応は信用を回復するどころか、逆に損なっているとしか思えない。
木村さんが仰っているように
>”「ネットに流出した、中国漁船衝突ビデオ」の件。”でした。
>中国漁船衝突事件ではないんですよ。
全くこの通りだと思います。
衝突事件の内容ではなく、流出経緯ばかりを報じて
報道機関としての役目を果たせていると、信頼を回復できると思っているのでしょうか。
また、メディアの件とは別に政治家に対する「信」も著しく低下していると思います。
元々高くないといわれればそれまでですけどw
流出前に議員限定で6分ほどの動画を国民より前に見せた、ということがありました。
そこでの一部議員の発言に私は怒りが収まりません。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101101/plc1011012157036-n1.htm
>福島瑞穂社民党党首「車が道路でちょっとコツンとぶつかるような、あてて逃げるという映像だ。」
>小林興起(こうき)衆院議員(民主党)「向こうが逃げまどって、当たっちゃったということだ。」
他にも田中康夫議員も大した事件ではないという趣旨の発言をしたと伝わっています。
国民が見れていない状態で、(流出前ですから)
また、将来にわたってビデオそのものを見れるか全く不明な状況の中で、
国民の代表たる国会議員が先に見ているわけです。
議員が見た動画は角度が違うなどの話も出てはいますが、
私が腹立たしいのは、国民がビデオを見れず確信を持てない中で、
先に見ているにも関わらず不確定な情報を拡散させたことにあります。
もしも、流出がなく見れないままだったら
福島さんや小林さんの話が一人歩きしていたかもしれません。
実際、初めてこのニュースを見たとき、議員の意見がバラバラであったため
私には何が真実なのか全く分かりませんでした。
流出があって漸く真実がなんだったのか分かったのです。多くの国民も同じでしょう。
このように国民の信頼を完全に裏切る行動をしているわけです。
政治家もメディアも、自分達のことしか見えてないのではないですか。
向こう側に無数の人間がいるということを余りに自覚してなさ過ぎる。
流出をさせた犯人に対して、「月光仮面」だとか持て囃す声もありますが、
あくまで情報流出は情報流出として冷静に対処して欲しいと思います。
また、犯人の動機ももしかしたら愉快犯かもしれませんし、英雄のように扱うのは疑問です。
それでも流出によって様々な真実が分かったことに私は感謝せざるを得ない。
もし流出がなければ、我々はいつ真実を知りえたんでしょうか?
海保の職員が疑われているようですが、
仮に正義感に駆られての行動だと判明した場合、
私は署名運動が起こるような気がしています。
その時に政府やメディアはどう反応するのでしょうか?
更に「信」を失うような深い亀裂が走るような予感がしてなりません。
[953] Re:中国の漁船衝突ビデオ
- 投稿者
- 島田陽一(仮名)
- 投稿日
- 11/09 03:17
外務省のことを「伏魔殿」と呼んだのは、小泉内閣時代の田中真紀子さんでした。
外務省は、省庁再編を行った橋本内閣や構造改革を叫んだ小泉内閣の下でもなんとなくやり過ごした、外部から見ても良く分からない官庁であります。
さて、外務省というところは、密約事件などでも一部明らかになっておりますが、諸外国と水面下を含めた取り決めを交わしていたり、関係したりしているものと思われます。今回、中国との間でこういった事態に陥ったわけですが、中国の強烈な反応の要因として「領土問題の棚上げに関する取り決め」があったのではないかと言われています。領土問題というのはお互いに膠着状態に陥りがちなので、他の関係を優先させて「領土問題はお互いに刺激し合わない」ということであります。
今回、外務省は菅内閣に対してどのような動きをしたのか。送検する前にアラームは上げたのか?送検するとどういう事態を招くか見通しは伝えたのか?
事態の推移をみておりますと、積極的・能動的に動いたようには思われません。後手後手に回った今回の対応ですが、「未必の故意」でなかったかどうか。色々腑に落ちないことがあります。