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[1000] 国会招致くらい朝飯前ではないか

投稿者
島田陽一(仮名)
投稿日
12/11 00:40

 ハーバード大の「正義論」に関する講義がテレビで放映され、書籍にもなり、ちょっとした話題になったのは記憶に新しいところであります。今の世の中で「正義」について大っぴらに語るということは少々勇気のいることですが、実は少なからずの人の関心の対象となるということが分かった出来事でありました。

 この講義ではしばしば「思考実験」が行われるわけですが、今回の小沢さんのケースは「(民主党にとって)自分たちの最大の恩人が、いまや最大の火種になっている場合、どう行動をとるか」と置き換えられると思います。恩に報いるために守るのか、保身のために見殺しにするのか?
 ここで一つ疑問になるのは「国会招致に応じることは、小沢さんにとってそれ程致命的なことか」ということであります。
 自民党が与党であった時代、数多くの議員が様々な疑惑の対象になりました。自民党は公開の方法などについてゴネることはありましたが、多くのケースで参考人としてあるいは証人として国会で証言してきました。それはある意味「政権与党の矜持」であったのかも知れません。そういったプライドが与党になって日の浅い民主党には備わっていないのかも知れません。

 小沢さんは大変な実力者でありますから、国会で自分の疑惑なり虚偽申告なりについて説明することは、朝飯前ではないかと思われます。
 小沢さんは「剛腕」として知られておりますし、天皇陛下と中国の習近平国家副主席とのいわゆる特例会見の際には久々に強引さを印象付けたわけですが、その強引さというのは規範意識や倫理観といったものの欠如の裏返しなのではないかと、今のままでは思われかねません。
 中国が北朝鮮のことを「駄々っ子」と評していたことが暴露されたそうですが、駄々っ子のように見えるのは、何も北朝鮮だけの話ではありません。

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