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[1139] Re:贅沢いうな!
- 投稿者
- 兵藤
- 投稿日
- 03/01 23:35
>考え過ぎですかね?考え過ぎだったらいいのですが。
その考えはあながち間違いではないように思えます。
今の状況はソロモンの名裁きで知られている子供の親権を巡る争いで
ソロモンは子供の両腕を親権を主張する母親同士で引っ張り合わせて
相手に勝ったほうに親権を認めるという勝負をさせて
その実、子を想い先に手を放したほうに親権を認めたという話を
連想させますが、ただ違う点があるとすれば子供が血を流しているのに
ソロモンは勝負させて、決着がつかずに困っている状態のように
思えます。両方に親権は認められないのが明らかですが
こういう場合ソロモンがいたらどうするのだろうか?と考えてしまいます。
直ちに審判を止めさせ親権を剥奪し、子供を治療するのでしょうか。
西国立志編に「国政は人民の光の返照なり」という題の一文があります。
これの文の意味するところは、人々の政治レベルと同じ水準に国政がなる、
という事です。
これは、いかなる時代のいかなる国においても成り立つと考えます。
政治家を責めたい気持ちにもなりますが、責はこちら(有権者側)にも
あると思います。むしろ批判ばかりして闘う事をしてこなかったから
ではなかろうかと思います。
こう思うのはリビアの状勢で毎日新聞のある記事の
チュニジア人出稼ぎ労働者の洞察で「リビア人には活力がない。
きつい仕事を外国人にやらせてきたからだ」という言葉に
ものすごく納得させられたからです。
同じことが日本の政治にも言えるのではないでしょうか。
国会議事堂や各政党本部などをデモでぐるぐる巻きにして
政治家を脅して肝を冷やさなければいけないのかもしれません。
そしてその結果、経済が一時的に冷え込むリスクを冒すことを
こちらは引き受けなければ、政治家も有権者側も時代が要求する
スピードで成長できないのかもしれないと、この政局優先の
政治を見ているとそう思わせられます。