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[1606] Re[2]:がれき、受け入れますか?

投稿者
木村
投稿日
03/19 02:09

悪気があるわけではないのですが、”商売”というキーワードを出したのが運のつきと思い、
野良犬に噛まれたとでも思って諦めてください。

商売というのは経済の一端を担う存在です。
まず信頼がないと商売というものは成り立ちません。
そういった意味では、現在の政府に商売をやる立場にあるかと言われれば、ないと私は答えます。

まっとうな商売であれば、自分が提供できるものを元に、必要があるのものを手に入れる。という単純なものです。
しかし現在、自分にとってなにが必要なのかをきちんと認識している人間は、居ないわけです。
さらに、世の中には自分の求めるモノををきちんと他人に伝えることができる人間は実は少ないし、
伝えようとする人間も実は少ないんですよねぇ。

でどういう状況なのかというと、サービスを受けたり、モノを受けとって、これは違う。あれも違う。と文句だけ言う。
でもどうしたいのか言わない。こうすればいいじゃないかという提案もない。
たまに世の中をはかなんで、もう寝るとか言い残してどこかに行く人とかいます。
黙って考えててたら、世の中良くなる訳もありません。
しかしそういったことを拾い上げ、形にするのがサービス業であり、小売業なんですよね。

もちろん形にしようとしたときも、どのような形にすべきかということで、もめるときもあります。
言ったとおりやっているのになんで文句いうのか疑問をもつ人と、言ったとおりやればいいだけなのになぜ出来ないのと言う人は、
どのような業界でも出てきます。
コンピュータのシステム屋なんてそれのオンパレードです。
ですがそういったことにも対応しなければいけない。
なぜならそれが”商売”だからです。
それを何とかするためのものが仕様書だったりするわけです。
こういう時は、こうやって欲しい。こういう条件だったら、こういうことにして欲しい。
きちんと決めて初めて契約になります。

単純に受け入れるか受け入れないか?そんなものは、商売でも何でもありません。
こういうガレキなら受け入れる。それ以外は受け入れない。もし持ち込まれた場合どうする。
そういったことがきちんと決められなければ、受けいれられるかどうかなんか決められません。

契約を破ったら、違約金なり罰金を払う。必要な条件を満たさなければ、瑕疵責任がある。
そういったまっとうな商売をやるべきなんですよねぇ。

それをやっていなかったのが原発事故につながっていたと思うんですね。
こういう問題が起こったらどうするか。決めていない。でもやる。やらなければいけない。でも反対されてる。おかげで工事が進まない。でも予算が決まっているからやる。
結局お役所仕事っていうのは、商売になってないんですよねぇ。
そして残念ながら、報道も、そう言った条件なり詳細を伝えるということが、出来ていない。

だからこそ、今回のガレキに関しては、商売にすべきとおもうんですよね。
いや、商売的な視点で見るべきだと思うんですよ。

綺麗な水や、豊穣な大地を使ってなにかをしたいならば、受け入れるべきではないでしょう。
基本的に成人だけが労働する場所を目指し、水源などは特にない。野菜もある程度離れたところでつくる事を考えているのならば、受け入れるべきです。
本来なら、その地域がどのような目的をもっているか、それによって受け入れるかどうかを決めるべきなんですよねぇ。

そういう意味で、野田総理が、表明した補助金については反対です。
どうなるか、目に見えるようですよ。
受け入れ表明したが、対応できる産廃業者がその地域には居ない。結局都市部から呼んで、中抜きされて、安い雇用が生まれた以外その地域にメリットはない。
しかも業者は地元に対して特に思い入れもないから、適当に処理をする。当然大きな問題が発生し、そこで報道の出番となり問題を大きく報道する。
話が大きくなり、国が救済するということで税金を投入。
ただなぜか受け入れ表明をした地方議員の家だけ、変に羽振りが良くなっている。
昭和の時代から、変わっていません。しかし、その対策が出来ているかと言えば、出来ていない。

だからこそ、やるんなら、地場産業として、産廃業者を育成すべきなんですよ。ある程度、その地域でどういう経済発展をするのか、考えるべきですよ。商売人の視点で・・・
そういったものが地方政治だと思うんですけどねえ。

だいたい、商売でも補助金目当てってのは、まっとうな商売でない場合が多い。
というより、変な連中がそういった商売に入り込んでくるんですよえねぇ。
最近だと貧困ビジネス。まさしく補助金目当てに紛れ込んでくる連中が荒稼ぎをして、まっとうな商売をしている人が迷惑を被っている。
もちろん、商売というのはできる限り出すものは少なく、手に入れる物は多くというのが基本なわけですから、
まっとうでなくなる可能性と言うのは拭えないわけですが、そこらへんは、消費者も賢く交渉をするなり、専門家に手伝ってもらうなりをしないといけないと思うんですよ
そしてその上で、きちんとした法整備をするのが、必要なわけです。
無知につけこんでだまくらかしたり、相手の弱みにつけこんで、変な契約を無理に結ぶのは商売ではないんですよ。
もちろんモノを知らないのに、玄人ぶってハンコ押す人間にも問題があると思いますが・・・

以前テレビ大阪でWBSという情報バラエティに、堀江貴文氏がでた時、MCがこういう質問をしました。
”人の心はお金で買えるか?”
どのようなものでも需要があれば売るし、供給があれば買う。これが経済のはず。
しかし、そのような需要や供給がないようにするのが政治だし、教育のはずです。
どのようなものであっても、増長はするし問題が発生します。
しかしそれを監視するために、他のものがある。
それが政治であり、教育であり、報道であるはずなんですよねぇ。

経済一流政治は三流と言われたのはずいぶん昔ですが、未だに日本はGDP世界三位です。
商売はうまいんです。別分野だからといって参考にならない訳ではないんですから、少しぐらい利用してもいいじゃないかなとおもうんですよね・・・

まあもちろん商売に理想を持ちすぎているという気もしますが、関わっているものに、理想を持っていてもいいじゃないかと思うんですよねぇ。

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