「日刊争論」では
日々のニュースに対する「ご意見」を募集しています
WEB多事争論編集委員が立てたトピックに、
あなたの「異論」「反論」、お待ちしています
[1607] Re:がれき、受け入れますか?
- 投稿者
- 編集委員(しらほ)
- 投稿日
- 03/19 18:15
「クリアランスレベルを無視した昨今の
『がれき受け入れフィーバー』の中で冷静な回答」
環境エネルギー政策研究所(ISEP)
の飯田哲也所長はこう話し、徳島県の回答を紹介しています。
一部抜粋すると・・
「放射性物質については、封じ込め、拡散させないことが原則であり、
その観点から、東日本大震災前は、
IAEAの国際的な基準に基づき、
放射性セシウム濃度が1kgあたり100ベクレルを超える場合は、
特別な管理下に置かれ、
低レベル放射性廃棄物処分場に封じ込めてきました。
(クリアランス制度)
ところが、国においては、東日本大震災後、当初、
福島県内限定の基準として出された8,000ベクレル
(従来の基準の80倍)を、
その十分な説明も根拠の明示もないまま、
広域処理の基準にも転用いたしました。
(したがって、現在、原子力発電所の事業所内から出た廃棄物は、
100ベクレルを超えれば、
低レベル放射性廃棄物処分場で厳格に管理されているのに、
事業所の外では、8000ベクレルまで、
東京都をはじめとする東日本では埋立処分されております。)
ひとつ、お考えいただきたいのは、
この8000ベクレルという水準は
国際的には低レベル放射性廃棄物として、
厳格に管理されているということです。
例えばフランスやドイツでは、
低レベル放射性廃棄物処分場は、国内に1カ所だけであり、
しかも鉱山の跡地など、
放射性セシウム等が水に溶出して外部にでないように、
地下水と接触しないように、注意深く保管されています。
また、群馬県伊勢崎市の処分場では
1キロ当たり1800ベクレルという国の基準より、
大幅に低い焼却灰を埋め立てていたにもかかわらず、
大雨により放射性セシウムが水に溶け出し、
排水基準を超えたという報道がございました。
徳島県としては、
県民の安心・安全を何より重視しなければならないことから、
一度、生活環境上に流出すれば、
大きな影響のある放射性物質を含むがれきについて、
十分な検討もなく受け入れることは難しいと考えております。」
全文はこちら
http://www.pref.tokushima.jp/governor/opinion/form/652
「受け入れないのは、
この、日本が一つにならないといけない時に、
勝手、わがまま」というような意見については
私は、違和感を感じています。