うめのめ

うめみのる

バブルなんて知らない!
団塊世代に嫉妬するポスト ロスジェネのテレビディレクター。

私がテレビを辞められない理由。

2011/04/18

私がテレビの世界に足を踏み入れて、9年目にはいった。

もう今年で31歳。
世間で言うところの、アラサー女子!である。
でも、まあ、華やかさのかけらもなく、
報道番組の下っ端ディレクターをやってるわけです。

私はテレビ局の社員ではなく、
“下請け”(東京電力風に言うと“協力会社”か)の制作会社で、
そこから派遣され、いくつかの情報・報道番組を渡り歩いてきた。
日テレにもいたし、TBSにもいたし、フジテレビにもいた。
どれも、私を成長させてくれた大切な番組だと思う。

「筑紫哲也NEWS23」も、その中のひとつにすぎない。

でも。
後にも先にも、あんな番組はない。

そこには、
テレビの楽しさが、
自由が、
青臭い正義が、
怒りが、
情熱があった。

そんな番組に出会ったものだから、いまだにテレビを辞められずにいる。

『23』を離れた後も、筑紫さんが亡くなったあとも、
「多事争論」の最終回“変わらぬもの”は、今でも重く重く心に残る。
祈りのように、呪縛のように。



だから、マスコミのいやらしさに辟易しても、
理想と現実があまりに離れていても、
テレビニュースの可能性をあきらめたくないのだ。

“変わらぬもの”を信じたいのだ。

なんて、勝手に使命感に燃えているわけです。

で、
それは、この大震災と原発事故という、
大きすぎる事態を前にしてこそ、揺るがないものでなきゃいけないと思うわけです。

もちろん、ぜんぜん、簡単なことではないので、
日々、ジレンマと反省。。


とゆうわけで、

明日もがんばらなくちゃー。

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