「自由、それはFREEDOM」
2009/10/09
それは奥多摩の夜10時。
電車が停まると、ドアが開いた。
虫が鳴いている。それ以外の音は聞こえない。
その時、ドアから、ぼん、と
バッグが投げ込まれ、
どああああ〜と言いながら若者が
入ってくるやいなや。
そのまま倒れ、バッグを枕に寝始めた。
ドアが閉まり、電車が走りだす。
静かな車内。前を向いたままの乗客。驚いている私。
悟った。
ヒトは、電車の床で寝ていいのだ、と。
寝る自由があるのだ、と。
若者は、人類が未だ獲得し得ない、
「自由」の何たるかを体現していた。
そう、それは、It’s freedom
(たいまつDNA)