ベルク迫川尚子さんのコレヨモ!
2010/10/21

「私の多事争論」にもご登場頂いた、
新宿の喫茶店「ベルク」の副店長で写真家の迫川尚子さん。
ご自身が出された本についてこんなコメントを寄せて下さいました。
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![]() | 「食の職 ~小さなお店ベルクの発想~」 迫川尚子 著 ブルース・インターアクションズ |
もし、食べることがただの栄養補給だとしたら、
完璧な栄養カプセルをただ黙々と飲んでればいい。
でもそうしたら、私たちは計り知れないくらい大きなものを失うでしょう。
食も職も、生きるための単なる手段ではありません。
単なる手段にしてしまうのは、あまりにももったいないです。
食と職は、人と人をつなげるものですね。
そう。それこそが人生じゃないでしょうか。大げさじゃなく。
新宿駅という世界最大のターミナルの片隅で、
ベルクという小さな飲食店を20年間
営みながら、感じたこと、考えたこと、実際やってきたこと、
そのエッセンスをこの一冊に詰め込みました。
ぜひ!お読み下さい。
迫川尚子(さこかわ なおこ)
ベルク副店長。写真家。
種子島生まれ。女子美術短期大学服飾デザイン科、現代写真研究所卒業。
テキスタイルデザイン、絵本美術出版の編集を経て、
1990年から「BEER&CAFE BERG(ベルク)」の共同経営に参加。
商品開発や人事を担当。利き酒師、調理師、アートナビゲーターの資格を持つ。
日本外国特派員協会会員。
1年364日ベルクに勤務する一方で、
職場を脱出しては、日々、新宿、東京を撮り歩いている。
写真集に『日計り』(新宿書房)、著書に「食の職」(ブルース・インターアクションズ)がある。
森山大道いわく「新宿のヴァージニア・ウルフ」。