「マイケル・ジャクソン　THIS IS IT」

2009/11/06

今年もあと2ヶ月を切ってしまいました！そうこうしているうちに、2009年10大ニュースなんてのが話題に上るのでしょうね。その中にこの人の死はきっと入るのではないかと思います。2週間限定公開、マイケル･ジャクソンの「THIS IS IT」です。

この作品は今年の夏にロンドンで行われる予定だったコンサートのリハーサル風景をまとめたものです。リハーサルは今年の4月からマイケルが亡くなる直前まで行われていたもので、ダンサーのオーディションや、舞台装置のチェック、コンサート会場で流すVTRの撮影など、普段は見ることが出来ない舞台裏が収められています。次々と出てくるマイケルのヒット曲はあたりまえですがすべておなじみのもの。リハーサルなので100%の声を出しているわけではないのですが、エネルギッシュなダンスは本当にすばらしいです。

一流なのはマイケルだけではありません。演出家、舞台の裏方スタッフ、バックダンサー、演奏者、マイケルの周りはすべて一流なんです。いや～、本当に圧倒されました。そしてすべてのスタッフがマイケルと仕事が出来ることに感謝している。理想的ですよ！マイケルも文句は言うけど、怒鳴ったりすねたりはしないのです。う～ん、一流の人は違うんですね。

振り付け師がちょっと動くだけでその動きを瞬時に取り入れて見事な群舞を見せるバックダンサーたち。でもそんな彼らがマイケルがソロで“ビリージーン”を踊っているのを羨望の眼差しで見ているシーンが感動ものです。あれを目の前で見せられたら、きっと震えるほど感動するんだろうなと思いました。新バージョンの“スリラー"もいいですよ。マイケルは力抜いて踊っていましたが、バックダンサーたちは150%の力で踊っていてそれがものすごい迫力でした。

実際にコンサートが行われていたらどうなったのだろう、きっとワールドツアーで日本にも来たかもしれない、などなど、本当にマイケルがこの世からいなくなったことが信じられない映像でした。もっともっと多くの人たちを楽しませてほしかったです。とにかく圧倒、感動の1時間51分、ぜひ大スクリーンでコンサートに行った気分を味わってください！

小池由起

映画「マイケル・ジャクソン　THIS IS IT」公式HP
http://www.sonypictures.jp/movies/michaeljacksonthisisit/

10月28日(水)より丸の内ピカデリー他全世界同時公開!