ワンショット劇場

ディズニーのクリスマス•キャロル

2009/12/11

街はクリスマス一色ですね!皆さんも楽しい計画があるのでは?
で、やっぱりこの季節に見たくなる作品を今週は紹介します。「ディズニーのクリスマス・キャロル」です。あまりに有名なお話なので説明は要らないかとも思いましたが一応……。

ロンドンに暮らす金貸し業者スクルージはウルトラど・ケチです。暖房がもったいないから事務所は暖炉なし。クリスマスの寄付を迫られると「そんなやつら死んだほうが食い口が減るからいい!」と暴言を吐く始末です。クリスマス・イブの夜、一人で過ごすスクルージの元に元同僚の幽霊が現れ、これから3人の亡霊が現れると告げ消えてしまいます。お告げどおり、スクルージの元に過去、現在、未来の3人のクリスマスの亡霊がやってくるのですが。

原作は160年前に、英国のチャールズ・ディケンズが書いた名作です。日本でもそうですが、ヨーロッパではこの時期、子供たちのためにこの劇を上演します。子供たちはちょっと怖くて、でも本当の意味でプレゼントをもらったような気分になって劇場を後にしたことでしょう。それほど心温まるお話なんですよね。

目をつぶっていてもお話の展開が見えるこの作品、他のアニメと違うのは、実際の俳優の演技をパフォーマンス・キャプチャーというシステムによってアニメ化していることです。スクルージほか全部で7役を演じたジム・キャリーがボディースーツのようなものを着て、クロマキーの前に立ちヘルメットを被って演技をしていたというわけです。だから想像でアニメを動かすのではないところが、より現実に近い映像となっています。ピクサーもそうですが、このジャンルはディズニー&ピクサー以外は入る余地がなさそうですね。彼らの技術とアイディアに完敗です。

街はイルミネーションに彩られ、クリスマスソングがあちこちから聞こえてくるこの時期(なんか先週も書いたよーな……)、プレゼントを買う前に劇場へどうぞ!見た後はもっと優しい気分になって財布の紐が緩むかも……。

小池由起


映画『ディズニーのクリスマス•キャロル』公式HP
http://www.disney.co.jp/movies/christmas-carol/

2009年11月全国公開

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