
『HOME いとしの座敷わらし』 4月28日(土)から公開
2012/04/17
今年は春が来るのが遅かったですね。桜は楽しみましたか?これから楽しめるのが東北地方。今回紹介する作品は岩手が舞台の優しさ溢れるホームドラマ、『HOME いとしの座敷わらし』です。
父(水谷豊)の転勤のため東京から岩手にやってきた高橋一家。母(安田成美)と長女(橋本愛)は築200年という古民家も田舎もお気に召さない様子。小5の長男(濱田龍臣)だけは大きな家と豊かな自然に満足していました。そしてもう一人おばあちゃん(草笛光子)はどちらでもない感じです。何はともあれ高橋一家の岩手生活がスタートしますが、なんだかちょっと不思議な雰囲気を家族が感じ始めます。一体何が起こっているのでしょうか?
という本当にどこにでもいる家族のなんでもないお話なんですが、美しい岩手の自然をスクリーンから感じることができて癒されます。東京から来たばかりのときはばらばらだった家族もその不思議な雰囲気を感じることで一つになっていくのです。友人関係が苦手だった長女は笑うようになり、お友達が家に遊びに来ます。身体が弱かった長男はサッカーで元気イッパイ!田舎が苦手な母だって「来てよかったわ」という感想を持つ結果となります。
昨年の東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県ですが、製作スタッフはそんな東北を励ますためにも映画の製作をやめなかったそうです。岩手の美しい自然に触れるためにゴールデンウイークは東北へ足を運ぶのはいかがでしょうか?この作品に登場するような優しい人々の心にも触れられることまちがいありません!桜もきれいですよ、きっと。