ワンショット劇場

シネマパラダイス・アゲイン!!

2011/12/14

大変ご無沙汰しております。去年の夏まで好き勝手に映画を紹介していた「シネマパラダイス」。決意も新たに「シネマパラダイス・アゲイン!!」として復活することになりました。不定期更新になりますが、なるべくたくさんの作品を紹介しようと意気込んでいますのでどうぞよろしくお願いいたします。
 で、復活第1作目に取り上げるのが『ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル』です。いわずと知れたトム様の製作&主演作品です。ミッションシリーズとしての4作目、前作から5年、満を持しての新作です!
 凄腕スパイ、イーサン・ハント(トム様)の最新ミッションはクレムリンが舞台です。エンジニアのベンジー(サイモン・ペグ)、美人スパイ・ジェーン(ポーラ・パットン)とともに、クレムリンに乗り込み、後一歩というところで爆破テロが発生します。そんな現場にアメリカ人のスパイが居たことが公になったら、それころ米ソ、じゃなくて、米露核戦争になってしまう。それを恐れた米大統領が、IMFという組織そのものをなかったことにしてしまう<ゴースト・プロトコル>を発令します。しかしながら世界を核戦争から守るために、は黒幕の手に渡った核弾頭の発射コードを取り返さなければなりません。イーサンのチームは身分も援護射撃もないまま、このとんでもないミッションをやり遂げることが自分たちの無実を示すことになるのです。ある事故がきっかけでチームに加わるブラント(ジェレミー・レナー)とともにチーム・イーサンは、黒幕が取引を行うというドバイに向かいます。そこで彼らを待ち受けていたものは。チームは地球を救えるのか!
 いや~、これ以上書くと劇場でのお楽しみがなくなってしまうのでこのあたりでやめますが、この作品、シリーズ最高の出来です。(言い切ってしまいます!)スリル、アクション、展開、どれもがトップレベルの仕上がりです。TVでの予告編にも登場しますが、ドバイにある世界一の超高層ビル、ブルジェ・ハリファでの命綱一本でのトム様の大アクションは手に汗握る圧巻のシーンとなっています。スタントマンなしでやるトム様もトム様ですが、やらせる監督もすばらしい肝っ玉の持ち主です。今回の監督は、ピクサー作品の『Mr.インクレディブル』と『レミーのおいしいレストラン』と手がけたブラッド・バード。CGアニメではどんなことも可能なので、そういう発想の持ち主だから出来上がったシーンかもしれません。メイキングを見ましたが、トム様がビルの周りを一周して、息を切らしているのに「すっごくよかったけど、もう一回撮ろう!」なんて涼しい顔して言っていました。バード監督にとってはパソコン上でアニメキャラクターを動かしている感覚だったかも。
 また、ユーモアなシーンがあちこちにちりばめられているのも今回の特徴です。007真っ青な超ハイテクのマシンが自然の力に勝てなかったり、女にめっぽう弱い大富豪が案の定、引っかかったり。『トイストーリー』や『モンスターズ・インク』のとあるシーンを彷彿させるシーンが登場したり。そんなちょっとしたお遊びを見つけるのも楽しいですよ。
 とにかく最高のエンタテインメント作品です。ぜひ大きなスクリーンでお楽しみください。あまりの面白さにもう一度見たいと思うはず!そうそう、来日したトム様がインタビューに答えていっていました。「ボクに不可能(インポシブル)があるかって?あるはずないよ!」さすがです・・・・・。さあ劇場で<ミッションを完了>してください。

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