
『GIRL』(公開中)
2012/05/30
もう一度生まれてくるのであれば男子がいいですか?女子がいいですか?この作品の出演者も会見でこの質問をぶつけられていました。この作品を見た後、答えが変わる人も出てくるかも。なぜかって?公開中の『GIRL』では女子も男子もものすごく魅力的に描かれているからです。
年齢も環境も違う4人の女子。由紀子(香里奈)は広告代理店に勤め、おしゃれ命の29歳。鍋を誕生日のプレゼントに選んでしまうような男子、蒼太(向井理)と煮え切らない付き合いが続いています。聖子(麻生久美子)は不動産会社の管理職、34歳。自分より稼ぎは少ないですが心優しい夫(上地雄輔)と瀟洒なマンションに暮らしています。昇進して喜んだのもつかの間、部下で年上の今井(要潤)が時代遅れの男尊女卑で振り回されることになってしまいます。容子(吉瀬美智子)は文具メーカーに勤める34歳。おしゃれも恋愛もどーでもいいやと投げやりな毎日。そこに見目麗しい新入社員、慎太郎(林遣都)が登場し、容子の日々が華やいできます。孝子(板谷由夏)は自動車ショールームに勤務する36歳のシングルマザー。父親の分まで張り切りすぎるのが玉に瑕ですが他の女子たちの良き相談相手です。こんな4人、それぞれに様々な出来事が降りかかるのですが・・。
なんとなくアメリカで大ヒットした「SATC」を髣髴させる展開ですが、この4名にはサマンサのようなぶっ飛びキャラがいないじゃん!と思っていたのです。しかし、現れました!38歳独身、通称お光!(檀れい)お光というスパイスでこの作品がぐっと味わい深いものになっていくのです。
女子は個性溢れて魅力的、ファッションも見逃せません。そして男子もそれぞれいい味出しているという『GIRL』、男子もぜひ劇場へ足を運んでください。女子の悩みも理解できるようになるはずです。