ワンショット劇場

「理想の彼氏」

2009/11/20

最近、草食男子・肉食女子という言葉を聞きます。それらにまつわる話の中には本当かな?と思う現象もありますが、あながちウソでもなさそうです。肉食女子のことを英語ではクーガー女と言うそうですが、今週はそんな言葉が似合う作品を紹介します。キャサリン・ゼタ・ジョーンズ出演最新作「理想の彼氏」です。(しかしこの邦題は……)

NY郊外で専業主婦していたサンディ(キャサリン姐)は夫の浮気をきっかけに子供2人を連れて離婚、NYに出てきます。住むところも職場も見つけ、自分の足で歩き始めたサンディー。ある日女友達の勧めもあってデートに出かけることになり、アパートの1階にあるコーヒーショップの店員、アラム(ジャスティン・パーサ)にベビーシッターを頼みます。アラムは24歳にもなって親と暮らすパラサイトシングル。キャリアも境遇も年齢も違う2人でしたが、なんと恋のお相手になってしまうのですが……。

男24歳、女40歳。ありえるようでありえないような恋物語なんですが、40女のサンディーというか、キャサリン姐がとてつもなくかわいんですよ。キャサリン姐といえば、イケメンを採って食べてしまうような役が多かったでしょ?(偏見?)なのにこの作品では、高校生の乙女のように可愛いのですよ。恋に恋してるような感じ?でしょうか。仕事場ではばりばりキャリアウーマンなのに、アラムの前に出ると目がハートというサンディー。こういう恋もいいかな~と思ってしまいました。

舞台がNYというのも恋物語にぴったりですよね。寒い日のNYってホントにロマンティックで私は大好きなのですが、この作品にも雪がちらつく街並みが出てきます。NYにも行きたくなったし、年下のイケメンもいいかな~と思った作品でした。私も肉食女子?かしらん!それはともかく、この季節にぴったりの作品です。

小池由起

映画『理想の彼氏』公式HP http://wwws.warnerbros.co.jp/therebound/
11.27[fri] 丸の内ピカデリー他 全国ロードショー

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